統合失調症 ドーパミンと統合失調症の関係

ドーパミンと脳

統合失調症の患者はそうでない人と何が違うのでしょうか?

統合失調症の患者を調査してみると、よく見られるのが、脳の中の神経伝達物質であるドーパミンが、過剰に分泌されていたり、ドーパミンに反応する部位が過敏になっている状態です。

ですから、統合失調症に対処する薬の多くは、ドーパミンが過剰に働くのを抑える作用になっています。

統合失調症の患者は、脳が平常に比べて働き過ぎている状態になっています。

それゆえ、脳が混乱しているので、それを少なくしてやることにより、患者も落ち着くというわけです。

ドーパミンの働き

ドーパミンは私たちの身体や精神にどのような影響を及ぼすのでしょうか。それには以下のようなものがあります。

  • 意欲を向上させる
  • 物事への執着を生む
  • 動機付け
  • モチベーションアップ
  • 学習能力の向上
  • 記憶力の向上
  • 集中力の向上
  • 疲労感の減少
  • 運動機能の制御

ドーパミンが不足すると、上記のような特徴が私たちから薄れてしまいます。やる気がなくなったり、いろいろなことに興味や関心をなくしてしまったりします。大切な脳内物質ですが、多すぎると不調をきたし、それが統合失調症の特徴となっています。

 脳の機能低下?

脳内物質であるドーパミンが多すぎること以外に考えられる原因としてどのようなものがありますか?

脳細胞の一部が壊れていたり、委縮していることも観察されていますので、これが関係しているのではないかという説があります。

風邪のように、何らかのウィルスが原因ではないかという説もあります。

また、人間関係やひどく悲しい経験など、外的な事柄に本人が耐えられないとき、発症するのではないかという説もあります。

検査、観察のもとにいろいろと考えられていますが、なぜそうなるのかについては決定的な答えに至っていないのが現状です。

当人がもともと持っていた発症の可能性に、身体的、社会的な重圧のようなものが加わった結果、発病するのではないかと考えられます。