アルツハイマー 生活を単純にすることと活動的であること

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生活を単純にする

アルツハイマー病患者の調子が最も良いのは、慣れた環境にいる時です。また、毎日定まった日課も必要です。

そのためには、日程を分かりやすく書き込んだ大きなカレンダーがとても役立ちます。もし、患者を住み慣れた環境から移動させるなら、悲惨な結果が生じるかもしれません。

アルツハイマー患者にとって、物事が変化せず連続していることはとても大切なのです。病気が進行するにつれて、指示に従うことがだんだん難しくなってきます。

こちらの要求事項は単純明快に、相手が理解しやすいように伝えてあげましょう。例えば、「服を着てください」という指示は複雑すぎるかもしれません。

着る順番に衣類を置き、着るのを一つ一つ手伝ってあげなければならないかもしれません。できるだけ優しい単純なやり取りにしましょう。いつも変わらない単純な生活が彼らにとって役立ちます。

活動的である

アルツハイマー病の人の中には、うろうろ動いたり、徘徊して家から出てしまい迷子になる人がいます。

うろうろ「動く」こと自体は患者にとってよい運動になり緊張がほぐれてよく眠れるかもしれません。しかし、徘徊して家から出ると危険なことがあります。

愛する人が徘徊して行方不明になるというのは、惨事につながる可能性の高い非常事態だからです。モットーとして覚えておきたいのは、慌てないということです。

もし、徘徊して行方不明になった場合、捜索する人たちには迷子になった人についての情報が必要です。最近撮ったカラー写真を家に用意しておくのは助けになります。

あらかじめ当人が着ている服に、他の人が見て分かるように連絡先を入れておくこともできます。一方、うろうろ動くのとは逆に、無気力になって一日中座っていたがる人もいます。

そのような人には、二人で一緒に楽しめる活動をさせるように努力してください。歌を歌ったり、口笛をふいたり、楽器を演奏したりできるかもしれません。

好きな音楽に合わせて手をたたいたり、動き回ったり、踊ったりする人もいます。アルツハイマー病の人にとって最も効果的な活動には、大抵、音楽が含まれています。

ほかの事柄はとうの昔に分からなくなっていても、昔の懐かしい歌やメロディーは覚えている、ということを家族の方から聞くことがよくあります。