産後うつ病 治療と他の人にできること

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産後うつ病に対して何かできることはあるでしょうか。ひたすら耐えるしかないのでしょうか。産後うつ病は一時的なもので治療可能です。

もし、軽症であれば休息と家族の支えだけで十分かもしれませんが、産後うつ病のために正常な機能が妨げられるなら、それは治療が必要であるという重要なサインとなります。

治療法として一般的に用いられているのは、抗うつ薬の服用、精神衛生の専門家への相談、ホルモン療法、これらの治療法の組み合わせなどです。治療法は症状の程度によって異なります。

「カンガルーケア」と呼ばれる赤ちゃんと母親の肌が触れ合うようにするケアも、母親のうつ病を軽減するかもしれません。 また、ハーブの使用、鍼治療などの代替療法もあります。

もっとも、この病気に対処するために個人として行なえることもあります。栄養に富む食品(果物,野菜,全粒の穀物など)を摂取する、カフェインやアルコールや砂糖を避ける、適度な運動を行なう、赤ちゃんが寝ている時に少し眠る、といった事柄です。

周囲の人はどのように助けになれるか

では、周囲の人はどのように助けになれるのでしょうか。産後うつ病の要因の一つは十分な休息が不足していることなので、周囲の人は家事を幾らか引き受けたり、子どもの世話を手伝ったりして助けになれます。

また、大家族が集まってあれこれと支えやアドバイスを与える所では、産後うつ病の発症がはるかに少ないという報告があります。

多くの場合、思いやりをもって話を聴き、安心させる言葉をかけ、批判したり批評したりしないようにするだけでも、大きな力になれます。

産後うつ病が身体的な疾患であって自ら招いたものではないことを、忘れないようにすることは大切です。それは、インフルエンザや糖尿病や心臓病になった時と同じで、「しっかり頑張る」ことなどできない」のです。

出産後の期間は、母親にとって素晴らしい時になるとはいえ、ストレスも多い時です。そのことを理解すれば、出産後の母親が必要とする支えを与えることができるでしょう。