産後うつ病 妻と夫にできること その1

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産後うつ病になると、妻はもちろんのこと、夫も戸惑いやつらさを抱えます。そんな中で妻として、また、夫として何かできることはあるのでしょうか。

妻として何ができるか

①一人で抱え込まない

言うまでもなく、子育ては両親で行なうものです。家事や育児の責任が女性だけに負わされる傾向がありますが、女性の側が背負いきれなくなり、倒れてしまっては元も子もありません。

そうならないためにも、妻だけでなく、夫と妻が協力して育児、家事を行なうという双方の納得が大切です。辛いときには無理せず、夫に助けてもらいましょう。

②完璧主義をやめる

特に育児は相手が赤子である以上、完璧主義を目指していてはもちません。家事にしても育児にしてもそうですが、完璧にできないとストレスがたまってしまい、心身ともに負担となります。完璧主義は優等生だった頃やバリバリ仕事をしていた頃までで十分でしょう。

③相談し、援助を頼む

最近では自治体でも様々な支援制度がありますから、利用するのも一つの方法ですし、助けになってくれる友人や親族、そして専門家である産婦人科や心療内科などで相談してみましょう。思っているよりずっと楽になる場合があるものです。

夫として何ができるか

①できるところで自分も家事や育児の役割を担う

育児は男性にその気持ちさえあれば母乳を与える以外のことは、母親と同じようにできます。もちろん、夫も仕事の疲れやストレスもあるでしょうから、自分のできるところで援助の形がとれれば、大変なときでも協力して乗り越えてゆけるものです。

夜泣きをする子をなだめようとしている母親に対して、怒ったりするようでは、父親失格といわれても仕方ありません。

②危険のサインを見逃さない

産後うつ病やマタニティー・ブルーの場合、時には自殺の恐れがあります。「死んでしまいたい」「子供を産まなければよかった」…妻がこういう言葉を発するときは要注意です。

情緒不安定がひどい時なども含めて、母親と子供と二人きりにしないでください。精神科に連れて行く、付き添いの人を頼むなどの措置を取るようにしてください。

夫も妻も孤立無援ではありません。また、できることが何もない無力な状態でもありません。簡単にあきらめぬよう、希望を捨てないようにしましょう。二人が協力して、また、時には第三者の力を借りて、困難な状況に必ず立ち向かっていけるのです。