産後うつ病 妻と夫にできること その2

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産後うつ病になると、妻はもちろんのこと、夫も戸惑いやつらさを抱えます。妻として、また、夫として何かできることはあるのでしょうか。「産後うつ病 妻と夫にできること その1」に引き続き、考えてみましょう。

妻にできること

①自分の気持ちをだれかに、できれば他の母親に話します。自分を孤立させたり、感情を抑え込んだりしないようにしましょう。

②子どもの世話、家事などを周囲の人に手伝ってもらいます。夜間の授乳や、家事を夫に手伝ってもらうことができるでしょうか。

③1日に10分でもいいので、時間を割いて自分のためになることをするようにしましょう。 読書、入浴してリラックスすることなど気の紛れる時間も大切です。

④1日に一つでもできたら、回復への一歩になります。 何もできない日もあるかもしれませんが、自分に腹を立てないようにしましょう。

⑤ 孤立するとうつ病は長引きやすい傾向があります。ずっと引きこもらず、着替えて、毎日少しの時間でも外出するのはよいことです。新鮮な空気を吸ったり、普段と違った景色を見たりすることは、母親にとっても赤ちゃんにとっても非常に有益です。

⑥ 憂うつな気持ちがいつまでも続くようなら、専門家の助けを求めるようにしましょう。そうするのが早ければ早いほど、回復に向かうのも早くなるものです。

この病気に詳しい、思いやりのある医師を見つけ、回復のための助けを活用しましょう。産後うつ病を恥ずかしく思わないようにするのは助けを求める点でプラスになります。薬を服用する必要がある場合でもきまり悪く思わないのも重要です。

⑦定期的に運動するのはいつでもよいことです。様々な研究から、定期的な運動がうつ病の効果的な治療法となることが明らかになっているからです。

⑧ 家事を完璧にこなさなければならないなどと考えるとストレスが増します。それよりは最小限、必要な事柄に注意を向けることによって、生活を簡素に保つようにすることが役立ちます。

⑨罪悪感や、自分には価値がないという感情を持ち続けるなら、回復が遅れることがあるので注意しておきましょう。

夫へのアドバイス

夫の皆さんはどのような点を思いに留めることができるでしょうか。

① まずは、産後うつ病になるのは妻のせいではないことを認めることです。症状が消えないようなら、妻に協力して、この病気に通じた思いやりのある医師を探す役目を積極的に買って出ることができます。

②妻の言葉に辛抱強く耳を傾け、妻の気持ちに理解を示すと妻もそうされないときよりずっと楽になります。

状況ゆえに妻が悲観的な見方をしても、腹を立てないよう辛抱しましょう。物事の良い面を見るように親切に助け、病気が良くなるという安心感を共有できれば素晴らしいことです。

妻から聞いた問題をすべて解決しなければならないと思うと共倒れになる恐れがあるため、必要以上に背負い込まないことも大切です。もしかしたら、妻は論理的な答えではなく、慰めが欲しいだけかもしれません。

産後うつ病の人は、物事を論理的に、また明晰に考えるのが難しくなるということを忘れないようにしましょう。

③あまり重要でない活動を減らして、妻の支えとなるための時間を増やすようにすることができるでしょうか。産後うつ病に陥っている妻は誰よりも夫の支えを必要としています。

④自分の時間も幾らか取ることも忘れないようにしましょう。夫が身体的、精神的、感情的に健康であってこそ、妻のよりよい支えとなれるからです。

⑤だれか励ましてくれそうな人、例えば、妻が産後うつ病を患ったことのあるような人を探して相談できれば、何か良い見方やアドバイスがもらえるかもしれません。