非定型うつ病(新型うつ) フラッシュバック

過去が捕まえに来る

昔の出来事が突然に…

非定型うつ病の患者の中には、フラッシュバックに苦しめられる人もいます。

フラッシュバックとは、過去の出来事、大抵はつらい内容のものが思い出され、それと共に、その時に経験した悲しみや怒りといった感情も思い出されます。

過去のことを思い出すと言っても、自分の意志で思い出しているわけではなく、自分の意志とは無関係に、あるいは自分の意志に反して何度も思い出されます。

非定型うつ病という病気のために、感情が過敏になっていることがフラッシュバックを引き起こす原因ではないかと考えられています。

中には、フラッシュバックにより思い出した過去と現在を混同してしまい、何年も何十年も前のことなのに、今清算しようとして何らかの行動を起こす場合もあります。

PTSDとの違い

PTSD(心的外傷後ストレス障害)でもフラッシュバックが生じます。非定型うつ病で生じるフラッシュバックと似ているところもありますが、違うところもあります。

PTSDで生じるフラッシュバックは生死にかかわるような大変ショックな出来事や、生涯忘れることのないようなひどい恐怖体験などの心の傷になっているような出来事を思い出します。

しかし、非定型うつ病のフラッシュバックは、それほどのものではなく、だれでもが日常生活の中で体験し得る出来事…失恋、恥をかいたことなどの内容です。ただ、本人の中では大変つらい経験であることに間違いはありません。