更年期障害によい食品 その1

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イソフラボン

更年期障害はエストロゲンが減少、停止してホルモンバランスが崩れ、引き起こされると考えられています。

このエストロゲンが不足すると骨の密度が低下して骨粗鬆症になりますが、アジア圏の女性は欧米の女性に比べてカルシウムを多く含む乳製品の摂取が少ないにもかかわらず骨粗鬆症の患者が多くありません。

これは、大豆を含む食品を多く食べているからではないかと考えられています。事実、体内のイソフラボン濃度を比較調査すると、大きな違いがあります。

このイソフラボンは、エストロゲンとよく似た作用を持ちます。このような成分を「エストロゲン様作用物質」といいます。大豆はさまざまな食品に加工され、日々の食生活に利用されています。

豆腐、厚揚げ、味噌、おから、醤油、煮豆、納豆、油揚げ、きな粉、ゆばなど、私たちの普段の食卓に上るメニューには大豆食品はたくさんありますから、意識して取り入れるようにしてみるのはいかがでしょうか。

更年期障害に良いとされる食材

そのほか、更年期障害に対処するのによいといわれる食品はたくさんありますが、一例を挙げますと以下のようなものがあります。

・イカ

イカに含まれるタウリンには血液を補う働きがあり、女性の閉経に伴う更年期障害に有効です。

・ブロッコリー

ビタミンA・C、繊維質が豊富な野菜で、更年期にあらわれがちな肌の老化現象にも効果があります。また、ビタミンCは自律神経をコントロールする役割があり、ストレスの解消やイライラにも効果が期待できます。

・ざくろ

ザクロのエストロゲン様物質は人間のエストロゲンと化学構造が同じということで注目を集めました。特に種に多く含まれています。

・玄米

豊富なビタミンB群が自律神経機能を正常化し、ビタミンEが性ホルモンの分泌を促し、血行を滑らかにし、更年期障害に効果を発揮します。

・しじみ

しじみには豊富なカルシウムが含まれます。更年期に多くみられるイライラ感や躁うつ状態を軽減、予防します。みそ汁にして煮汁を飲むと、栄養分を摂取する効率がいいといわれています。

・にんにく

にんにくには、体内の栄養素を燃焼させて、エネルギーにかえる働きをし、疲労を防止するビタミンB1の働きを高める作用があるので、体に精をつけ、更年期特有の倦怠感を取り除くのに役立ちます。

その他の提案

たんぱく質

・ たんぱく質摂取量をカロリー総摂取量の15%以下に減らしましょう。

・ 植物性たんぱく質の摂取量を増やし、動物性たんぱく質の摂取量を減らしましょう。

炭水化物

・ 精製されていない穀類、パンやパスタ、豆、ナッツ、米、野菜、果物などの複合炭水化物をもっと食べましょう。

・ 砂糖や砂糖を多く含む食品は控えてください。

・ 繊維を多く含む食物をもっと食べましょう。

脂肪

・ 脂肪の総摂取量をカロリー総消費量の25ないし30%以下に減らしましょう。

・ 脂肪の総摂取量を減らす際に、「悪玉脂肪」(飽和脂肪)に対する「善玉脂肪」(多価不飽和脂肪)の割合を増やすのはいいことです。

水分

・ 毎日大きなコップに6杯ないし8杯の水を飲みましょう。

ビタミンとミネラル

・ 色々な野菜や果物を毎日食べましょう。

・ 牛乳、乳製品、緑の葉菜は優れたカルシウム源です。