全般性不安障害 症状

不安

全般性不安障害(GAD:GeneralizedAnxietyDisorder)は、事故に遭うのではないか、病気になるのではないかという不安や緊張が長期間続き、自分でコントロール不能になる障害です。

通常、たとえば健康診断で良くない結果が出たので大病なのではないかという不安は抱くものですが、この全般性不安障害の場合、はっきりした理由がないのに不安を抱きます。

全般性不安障害は稀な病気ではなく、患者数はパニック障害よりも3~4倍多く、1000人に64人くらいが経験する病気だと報告されています。

症状

全般性不安障害の症状には次のようなものがあります。

精神症状慢性的な不安、長続きしない、注意力がない、集中できない、落ち着かない、刺激に対して敏感になる、イライラしやすい、怒りっぽい、ささいなことが気になる、悲観的になるなどです。

首や肩のこり、疲れやすさ、喉のつかえ、吐き気、手足の冷えや熱感、自分の体ではない感じ、めまい、フラフラする、頭痛、しびれ感、寝つきが悪く、途中で目覚める、発汗、頻脈、頭重などです。

不安の対象は一つではなく、病気のこと、犯罪のこと、仕事のこと、人間関係のことなど、次から次へと出てきます。

症状の強さも一定ではなく、波があります。症状が強いときには日常生活にも支障がでて、学校や仕事や家事を休まなければなりません。しかし、症状に波がありますから、長期間休まなければならなくなることはまれです。

症状が軽いときもありますが、不安がない日よりも不安がある日のほうが多いわけで、長期間経験する本人にとってはつらいものです。

人によってはアルコールによって不安を解消しようとしますが、一時しのぎに過ぎず、アルコールの効果が切れたときに襲ってくる不安は強いものです。アルコール依存症になる人もいることから、得策とは言えません。

やはり、この場合も早めに精神科や心療内科で診察を受け、抗うつ薬や抗不安薬、心理療法などの力を借りるようにしましょう。

回復までには長期間かかることもありますから、すぐに治らなくてもあまり落ち込まないでください。