適応障害とはどんなもの?

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人生において誰でも大きな出来事を経験します。大抵の場合、新しい状況に少しずつ慣れてゆき、乗り越えてゆくことができます。

しかし人によっては、大きな出来事に対処できず、それが情緒面や感情面、 身体面などに異変となってあらわれることがあります。

このように、その人にとって特定できる何らかの出来事があり、 その出来事が生じてから3ヶ月以内に異変が生じると「適応障害」と判断されます。

原因

原因となり得る大きな出来事には次のようなものが挙げられます。受験、進学、入学、卒業、就職、転職、失業、親からの独立、 結婚、出産、離婚、引っ越し、退職、人との死別、経済的な問題、病気などです。

PTSD(外傷後ストレス障害)が事故や事件や災害などの非日常的な出来事を原因とするのに対し、 適応障害は私たちの日常生活で経験することが原因であることが特徴です。

症状

適応障害の症状には次のようなものがあります。うつ状態、不安、恐怖、ひきこもり、社会的ルールの無視、絶望感、暴力、 無謀運転、けんかなどの精神面など感情面での症状、それに基づく行動がみられます。

そのほか、頭痛、肩こり、呼吸困難、動悸などの身体症状があることもあります。

どんな人が発症しやすい?

適応障害は発症の原因となることがはっきりしています。こういう特徴ですので、特にストレスに弱い人や傷つきやすい人、親の愛情不足が顕著な人などが今までの患者の観察により多いとされています。

理由ははっきりしていませんが、男性より女性に多く、若い人に多いと言われています。

治療

数ヶ月~半年と様子をみているうちに自然回復する場合もあります。しかし、心療内科や精神科などで治療を受ければ、その分早く楽になります。薬を使った薬物療法は補助的な役割を果たし、精神治療が中心です。