パニック障害と広場恐怖

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広場恐怖はパニック障害とはまた別の病気ですが、 パニック障害の患者のうち7~8割がこの広場恐怖を併発していると言われています。しかし、残りの2~3割の患者は広場恐怖にはなりません。

広場恐怖の「広場」は、ギリシャ語の「アゴラ」を語源とし、「集会所」、「市場」などをあらわします。古代ギリシャの集会所や市場は人でごった返し、 自由に動き回るのが困難なほど人でいっぱいになることがありました。

広場恐怖とは、ギリシャ語の「アゴラ」から連想できるように、すぐに逃げることが出来ない場所や、助けを求められない場所、状況、 人前で恥ずかしい思いをするような場所に対して強い不安を抱きます。

逃げ場がない

具体的にはどのような状況下で発症するのでしょうか。

・渋滞の車、飛行機、新幹線、バスなどのすぐに逃げられない乗り物

・家から遠く離れた旅行

・家に一人ぼっちでいること

・人ごみなどの人目にさらされるところ

・歯科医院や式典など、おとなしく座っていなければならない場所

恐怖の対象は人それぞれに違います。 恐怖の強さによって、大きく3段階にわけることができます。

軽度…どうしても必要ならば、行ける。

中度…家族や友人など、誰かが一緒ならば行ける。

重度…周囲がすべて不安、家から出られない。

広場恐怖は、自分が怖い状況に置かれたら、 パニック発作が生じるかもしれないと強い不安を抱かせます。

そのような対象や状況を出来る限り避けることを「回避行動」といいます。 そうなると時には、日常生活に支障が出るようになります。