パニック障害 完治の可能性

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あきらめない

パニック障害は、100人いれば2~4人は一生のうちどこかで発症します。青年期後期や成人期を中心にして、やや女性に多いようです。

症状は激しいもので、患者のうち70~80%が広場恐怖を50%の人がうつ状態を経験します。

そのため、日常生活に支障をきたし、職場を解雇されたり、人間関係が悪化したり、アルコール依存症になったりし、大勢の人が苦しみます。

現在中心となっている治療は、薬物療法と行動療法です。薬物療法に取り組むとき、症状が改善しても医師の指示に従って、1年ほどは服用し続けることが必要です。

エクスポージャー法と日常生活の見直し

行動療法はエクスポージャー法を中心に、恐怖を感じる場所へ段階的に出かけてゆき、徐々に慣らしてゆきます。

エクスポージャー法は、何かに不安や恐怖を感じている患者に対して、あえて不安や恐怖の対象・状況にさらすので、最初のうちが肝心です。

強い感情を引き起こしますから、本人の限界を超えないよう少しずつ行ってゆきます。

回避し続けていること、いつまでも逃げ続けていることが病気を長期化し、本人を苦しめているということで、立ち向かってゆこうというものです。

また、日常生活の見直しも行われます。規則正しい睡眠、バランスのとれた食事、ストレス軽減、腹式呼吸の練習、少し余分に休憩をとり、悩み事を一人で抱え続けないなどの改善です。

このように、根気よく治療を続け、生活習慣の改善に努めるとき、パニック障害患者の80~90%は完治します。

残りの10~20%の人はどうかというと、完治まではいかないものの、症状はずいぶんと楽になります。どちらにせよ、今より必ずよくなりますから、これからもどうぞあきらめないようにしてください。