更年期障害 歓迎される更年期

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年配の女性がどう見られる社会か

住んでいる環境の中で年配の女性がどのように見られるかは、更年期をどれほどうまく乗り切れるかを決める重要な要素です。

年配の女性の円熟性や知恵や経験が高く評価される場所では、更年期に伴う体や感情面の不快感はずっと少なくなります。

例えば、アフリカの幾つかの部族は、更年期を人生の歓迎すべき移行期として受け入れ、閉経後の女性を経験や知識の豊かな人として敬うため、女性が更年期障害を訴えることはまれです。

同様にインドのラージプート族の女性は更年期に抑うつ状態や心理的な症状を訴えることはないと言われています。

一般的に年配の女性が非常に重んじられているアジアの女性は、西洋社会の女性に比べて更年期障害を経験することが少なく、またその症状は軽いようです。

アジアの女性たちの食文化も更年期を和らげる上で一役買っているようです。人類学者の研究によると、マヤ人の女性は閉経を実際に楽しみにして待ちました。彼女たちにとって、閉経は長年にわたる妊娠と出産の繰り返しからの解放を意味したのです。

閉経になれば、やりたいと思っているほかの事をする自由もできたに違いありません。とはいえ、更年期に伴う不安を簡単に片づけるべきではありません。

実際に症状や苦痛には個人差がありますし、世界の多くの女性たちにとっては楽しいものどころではないでしょう。

若さや若々しい容姿がもてはやされる社会では、まだ更年期を経験していない女性はややもすると更年期を恐れます。

女性が必要としていること

更年期に対する不安の大きい多くの女性たちが必要としているのは、自分が感じていることは正しいということ、つまり、そう感じているのは自分だけではないということです。

理解や楽観的な見方は重要です。無知は不安を不必要に強めるだけです。更年期の過ごし方を決めるのは、その人の人生観です。

人は老化します。好むと好まざるとにかかわらず、老いてゆきます。更年期は病気というよりは、女性が誰しも経験する女性の人生の一部です。

ここでは見方や考え方について取り上げましたが、楽観的な見方で更年期がなくなるわけではありません。

医師も他の権威者たちも、更年期に備えて、体によい食物、十分な休息、適度の運動といった、健康を維持するための一般原則に従うことを勧めています。それらに加えて、積極的な見方や楽観的な考え方がプラスに働くのです。