社会不安障害の症状 会食恐怖・書痙・茶痙

おいしそうな食事

社会不安障害の症状には「会食恐怖」、「書痙」、「茶痙」などと呼ばれる 次のような症状を示すものがあります。

会食恐怖

会食恐怖は人と一緒に食事に行くと、緊張して食事が喉を通らない、 食事を楽しむどころではない症状のことをいいます。

ひどくなると他人と食事をすることすら困難となります。

自分の心の中で、「おいしそうに食べられない」、「全部食べなければ」、 「噛む音や飲む音がうるさいと思われるかもしれない」、「倒れてしまうかもしれない」、 「吐いてしまうかもしれない」、「下痢が襲ってくるかもしれない」など不安と緊張が高なり、 吐気やめまいなどの身体症状を伴うこともあります。

書痙(しょけい)

書痙とは、人前で字を書こうとすると手が震えてしまい、うまく書けない症状のことを言います。

仕事やホテルのチェックイン、クレジットカードのサイン、冠婚葬祭の名前記載など、 生活の中で他人を前に字を書かなければならない場面はいくつかあります。

ミミズがはったような字になったり、 利き手をもう一方の手で支えなければ字が書けないことがあります。

ですから、書痙になると、恥ずかしい思いをし、苦痛体験となり、

人前で字を書くことに対する不安感を本人の内に埋め込んでしまいます。

茶痙(ちゃけい)

茶痙とは、お客さんにお茶を出す時や、 酒の席で酌をするときに緊張して手が震えてしまうというものです。

また、人前でお茶を飲もうとすると手が震えてしまう場合もあります。

お茶を運ぶ間に、手が震えるため、その場面を想像して人前で飲むことに対する不安を伴います。

共通点

会食恐怖、書痙、茶痙のいずれも、共通しているのは、 周囲に人がいなければその作業を何の問題もなくこなせますが、 人前では支障が出てしまうという点です。

これら以外にも「名刺交換の際には手が震えてしまう」、 「財布からお金を出そうとすると手が震えてしまう」など、 人を前にしたときに体に異変が起きてしまう症状が存在します。