情報過多からくる脳のオーバーヒート「ADT」

情報量が多すぎて、脳がオーバーヒートしている人がこの多忙な社会の中で増加しているようです。

メールボックスには未読メールがたくさんたまり、SNSにもたくさんの連絡、情報収集のためにチェックしなければいけないサイト、ブログもてんこ盛りです。

ネット上からあふれる情報量に圧倒されている人も多いのではないでしょうか。

もともと人間の脳が処理できる情報量は決まっていますから、あまりに情報が多くなると脳は対処できません。

膨大な情報にさらされて脳がオーバーヒートを起こし、無性にイライラしたり、集中力がなくなったりすることがあります。

ADT

最近、アメリカではそんな状況に陥ることを「ADT」(AttentionDeficitTrait:注意欠陥特質)として定義する動きが見られます。名付け親は精神科医のE・ハロウェル氏です。

ハロウェル氏の分析によると、ADTは落ち着きがなく、一つの物事に集中できない症状を表す「AD/HD」(AttentionDeficit/HyperactivityDisorder:注意欠陥/多動性障害)」に似ています。

しかし、決定的に違うのはADHDが先天的な病であるのに対し、ADTはあくまで日々の情報ストレスが引き金となる点です。

今日、アメリカのオフィスは日本以上にIT化が進み、受信する情報が爆発的に増え、人々のADTの原因になっているといいます。

情報社会ならではの病といえそうです。

日本のネット社会も、1日にたくさんのメールやSNS、記事に目を通す人は確実に増えており、こうした使い方がさらに広がり、ADTの症状を訴える人が出てくると予想されます。

人間の脳は処理できる情報量が決まっていますから、いつの間にか過負担となってしまわないようにしなければなりません。

これからは押し寄せる情報に身を委ねるのではなく、時にはネットをシャットダウンし、リアル情報にも重点を置く、ADTに陥らないためには、そんな心構えが必要なのかもしれません。