統合失調症の原因

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統合失調症はかつて「精神分裂病」と呼ばれた病気で、精神医学の世界で認知され始めてから100年以上の歴史があります。

現在では比較的よく知られた病気となりましたが、それでも理解が乏しく、誤解されがちなところがまだあります。

誤解の一つは「統合失調症は治らない」というものです。しかし、中には完治する人もいますし、社会復帰ができるようになるまで回復する人もいますから、治らないというのは誤解です。

遺伝が原因?

この病気は時代や場所を問わず、全人口の約1%が発病します。先進国でも発展途上国でも都会でも田舎でも発症します。

大地震や飢餓、戦争などがあっても全体としては発症率が変わらないので、人間の内部に何らかの原因があるのではないかとみられています。

遺伝が原因かといえば、その要素はあるのかもしれません。

研究によれば、双子のうち、一方が発症すれば、もう一方も発症する確率が高いようです。

また、両親のうち、片親だけでも発症すれば、そうでない場合より16%ほど発症の確率が高いといわれています。

しかし、逆に言うと、親が発症しても80%以上の確率で子供は発症しないのです。

ですから、遺伝だけが発症原因かというと、必ずしもそうではないと思われます。