ペットボトル症候群 連日何本もペットボトル飲料を飲む

ジュースと砂糖

毎年夏になると、冷たい飲み物をたくさん飲みたくなります。ただ、糖分の多い清涼飲料水を大量に飲み続けていると、急激に血糖値が上がる「ペットボトル症候群」に陥る危険性があります。

近年、若年層を中心に患者が年々増えていますが、この「ペットボトル症候群」に対する認知度はまだまだ低いようです。

専門家は「今年は特に夏場の水分の取り方に気をつけてほしい」と注意を呼びかけています。

ジュースなどの糖分の過剰摂取で血糖値が上がると、それを薄めようとしてさらに水分を欲して喉が渇きます。

喉の渇きに任せてさらに甘い飲み物を飲むという悪循環が始まります。

特に危険なのは夏場に中高生が部活動で水代わりに大量に清涼飲料水を飲んだり、毎日2、3リットル飲んでいたりするような場合です。

突然倒れる場合もあるのです。

患者の多くは10~30代の男性

ペットボトル症候群の患者の多くは10~30代の男性です。

人前であまりがぶ飲みしない女性より男性の方が圧倒的に多いです。

いざ病院に運ばれて、検査で血糖値が高く出た人に事情を聞くと、連日何本もペットボトル飲料を飲むケースが後を絶ちません。

専門家によると、一般的な清涼飲料水は1リットル当たり100グラム前後の糖分が含まれているそうです。

角砂糖1個が5グラムとすれば、1リットルの清涼飲料水を飲んだ場合、角砂糖20個をかじっているのと同じということになります。

スポーツ飲料やフルーツ果汁、野菜ジュースなら大丈夫かといえばそうでもなく、それらにも糖分は入っており、やはり大量に飲むのはよくありません。

夏は熱く、失われる水分が多いため、普段より多めの水分補給が必要です。

水分は必要ですが、糖分はほぼ必要ありません。

だからこそ、糖分の過剰摂取に注意し、お茶など糖分の入っていない飲み物や、ミネラルウオーターにレモンを搾るといった工夫が大切です。

低血糖症

特に問題なのは、砂糖の取り過ぎにより、「低血糖症」と呼ばれる症状があらわれることです。

これは心の病気と同じような精神面での異常を伴います。

たとえば、わけもない不安感、感情のコントロールができない、怒りっぽくなったり感情が不安定、焦り、イライラがある、継続的な落ち込み状態、不眠、月経前に異常に緊張するといった深刻なものです。

このように、砂糖の取り過ぎは百害あって一利なしです。

夏の水分補給は重要ですが、清涼飲料水や炭酸飲料などの糖分が多く入っているものは要注意です。