非定型うつ病(新型うつ) 併発しやすい他の精神障害

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精神医学の世界では、他の精神的な障害を併発することを「コモルビディティ」と言います。うつ病は精神的な障害の中でも併発率が高い病気です。

中でも、非定型うつ病は他のうつ病に比べ、コモルビディティつまり、併発率が高いです。では、非定型うつ病が併発しやすい他の精神障害にはどのようなものがあるのでしょうか。

最も多いのは不安障害

非定型うつ病に最も併発しやすいのは不安障害、 すなわち特定の恐怖症、社会不安障害、全般性不安障害などです。

特定の恐怖症は特定の何かを極度に恐れることをいいます。その対象は、動物や虫、台風や高所、血液や注射など人により様々です。

この恐怖症を持つ人は非常に多くいますが、 恐怖対象に直面しない限り苦痛を感じることはありません。そのため、本人がこの治療のためだけに医療機関を受信することあまりありません。

特定の恐怖症を筆頭に非定型うつ病に併発しやすいものとして、社会不安障害、全般性不安障害、広場恐怖、気分変調性障害と続きます。

広場恐怖とは、ギリシャ語の「アゴラ」から連想できるように、すぐに逃げることが出来ない場所や、助けを求められない場所、状況、人前で恥ずかしい思いをするような場所に対して強い不安を抱きます。

気分変調性障害とは、抑うつ気分がほとんど1日中続きます。そのような抑うつ気分がない日もありますが、総合的に見るとない日よりある日のほうが多く、それが2年以上続いている場合を指します。

そのほか、PTSD、アルコール中毒、パニック障害、反社会性人格障害、躁病、 過食も実際に非定型うつ病に併発しているケースが報告されています。このように、非定型うつ病は様々な他の精神障害を患う場合があるのです。