適応障害 法に触れるような行為をしてしまうことも

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適応障害はストレスに上手に対処できないことが様々な症状となって現れる病気であり、人によってその現れ方はいろいろです。

なかには「行為の障害」と呼ばれるかたちの、症状がよくない行為となって現れてしまう種類の適応障害もあります。これは、病気によるものであり、病気になる前は本人も物事の善悪をわきまえていました。

人から指摘されれば、悪いことだとわかりますが、本人にしてみれば、(病気ゆえに) もはやどうでもよくなっているのです。

どのような行為

では、行為の障害型の適応障害の場合、どのような行為をしてしまうことがあるのでしょうか。

学校の窓ガラスを割ったり、人のものを傷つけたりする破壊行為、売春、飲酒運転、スピード違反、自分の身体を危険にさらすといった無謀な行為、仕事の放棄、無断欠勤、騒音、暴走、喧嘩、落書きなどの迷惑行為、家族、教師、同級生、動物などへのいじめ、暴言、暴力などの暴力行為 窃盗、万引き、放火、武器の所持など、社会のルールに反する反社会的行為などです。

この中にあるように、時には法に触れるような行為をしてしまうこともあります。

本人の気持ち

では、当の本人はどのような気持ちになっているのでしょうか。自分がしていることは悪いことだとわかっています。

しかし、病気ゆえにネガティブな感情になり、希望が見いだせない状態でどこか投げやりな、自暴自棄的な気持ちがあります。

「自分なんていてもいなくてもいい」という自己否定感、自己評価が低下してしまい、自分の行為の結果を考える余裕さえなくなっています。

すべてのことが自分の思い通りにならず、あせったり、イライラしたりして、焦燥感にかられているかもしれません。

また、自分のことをバカにされていると思い、そのことに対する反抗で怒っていたり、自分のことをバカにせず、認めてほしいという気持ちでいる場合もあります。

ストレスのもとになっている原因を思い出して怒りが爆発することもあります。

ストレスに耐え切れない

これらは、すべて原因となるストレスからくるものであり、基本的にはストレスのもととなった何らかの出来事から3ヶ月以内に症状が現れます。

そして、適応障害のすべての症状にいえることですが、ストレスの原因がなくなり、ストレスさえ取り除かれれば自然と症状は治まってきます。

これも困難なケースですが、このような状態が適応障害の一面である可能性を見極めれる人が周囲にどれほどいるかがカギとなります。