適応障害 身体の不調となって表れる

252_obifds

たいていどの精神疾患でもそうですが、ストレスは心の症状だけでなく、身体の不調を引き起こします。身体の不調となって表れるでは、どのような身体症状が適応障害の場合にみられるのでしょうか。

体の症状

人により症状や程度は様々ですが、次のようなものがあります。

・片頭痛、頭が重い

・耳鳴り、目の疲れ

・ため息、動悸、息切れ

・声が出ない、声が出せない

・首のこり、肩こり、背中のこり

・胃腸の不調、吐き気、嘔吐、腹痛、便秘、下痢

・残尿感、尿が近い

・足のしびれ、冷え、痛み、歩けない

・だるさ、食欲不振、性欲減退、めまい、微熱

もともと不調のある身体部位が悪いのではなく、適応障害が原因となって引き起こされています。

ですから、たとえば吐き気があっても、実際に胃の検査では異常は見つかりません。ストレスを引き起こしている原因さえなくせば、これらの身体症状もあわせてなくなります。

睡眠障害

適応障害の身体症状の中で最も多い訴えが睡眠障害です。虚脱感やだるさがあるのに神経が高ぶって眠れない、イライラして眠れないなど、不安や抑うつがその背後にあります。

こうした睡眠障害も、もととなっている原因をなくさない限り、ずっと続いてしまいます。人間はストレスがあると、CRHというホルモンを分泌します。

このCRHは覚醒作用をもつもので、不眠を招きます。不眠が生じるとそれ自体がストレスとなり、さらに、覚醒作用のあるCRHを分泌してしまいます。

この負の連鎖が不眠状態を作り上げ、さらに抑うつ状態へ陥ってゆくのです。睡眠障害には主に以下の4つのタイプがあります。

・早朝覚醒…早朝に目が覚めて、以後、眠れない。

・過眠…いくら寝ても足りない状態。

・過覚醒…眠りにつけない。

・昼夜逆転…リズムが乱れて、昼と夜が逆になってしまう。

このような身体症状があると、ますます学校や会社にいきにくくなり、さらに適応障害が進んでしまうという悪循環になってしまうことがあります。

身体に不調があるのに、はっきりした原因が見つからないとき、それは、適応障害を引き起こしているストレスからきているものなのかもしれません。