ストレスの原因・その種類と例

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心の病気の多くに関係しているのが現代の多くの人を悩ましている見えない敵「ストレス」です。私たちを取り巻く生活上の様々なことがストレスになり得るのです。ここでは、どのような事柄がストレスになるのか実例を挙げています。

あなたにはどのくらい当てはまりますか?

人間関係

―家族内における―
病気・介護・コミュニケーションのなさ・別居・離婚・DV・不倫・けんか・子供の反抗・再婚・精神障害・過保護・過干渉・家族が増える・歳をとった親との同居など

―友人・恋人―
裏切り・不倫・陰口・別れ・不和・絶交・病気・嫉妬・仲間はずれ・孤独など

―学校や近所付き合い、職場など―
いじめ・セクハラ・パラハラ・信頼できない・不仲・過干渉・無関心・モラルハラスメントなど

環境的な面

―自然環境―
天気・温度・湿度・台風や地震や津波などの天災など

―住居面―
騒音・狭さ・掃除・住居がない・安全面での不安・プライバシーの問題など

―経済面―
家賃・ローン・借金・収入の少なさ・ワーキングプアー・貧困など

―保険や医療など―
病院や介護施設の不足・診察における待ち時間・不十分、不親切な医療や介護・交通手段の不足・誰にも相談できないなど

―法律や犯罪―
犯罪のニュース・近所で起きる犯罪・留置・逮捕・取り調べ・訴訟・被害を受ける・交通違反など

健康問題

病気・ケガ・入院・リハビリ・後遺症・悪い検査結果・不眠・禁煙・禁酒・性的な問題など

心理社会面

家族や友人や恋人やペットの死・ひとり暮らし・結婚できない・違った文化への適応・ライフスタイルの変化など

―仕事面での負担―
失業・残業・給料の未払い・通勤・業務の多さ・多忙・仕事内容の変化・決定権のなさ・挫折・目的のなさなど

一般に良いとされる出来事

クリスマスやお正月などの行事・子供の独立・就学・就職・昇進・卒業・結婚・妊娠・出産・休暇・個人的な成功など

いかがでしょうか。

上記のことをひとつも経験していない人がいるでしょうか。私たちは誰でも気づいているかどうかにかかわりなくストレスの引き金となる状況のもとにいるのです。

興味深いのは、悪い出来事だけでなく、一般的に良いとされる事柄でもストレスになり得るということです。同じような出来事でも人によってストレスを受ける度合いは違います。

また、たまったストレスが行動になって現れるのか、心に現れるのか、体に現れるのか人それぞれです。そして、ストレス発散方法も十人十色です。

大切なのは、自分が現在どれくらいのストレスがたまっているのか、どんなことが原因でストレスになるのか、客観的に見ることです。

もしわからなければ、自分のことをよく知っている人に尋ねてみるのもいい方法です。「わたしって、どんなことで悩んだり、怒ったりしてることが多い?」というふうに。

気付かないままストレスがたまっていくと、やがて限界がきます。それが心の病気となって現れてしまうのです。現代にこれだけ心の病気が多いのは、それだけストレスが多い時代ということです。