心の病気かなと感じたら?

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人生で心の病を抱える人は3人に1人とも2人に1人とも言われています。もし、心の不調を感じたらどうしますか?

自分で解決?

人によって、性格によって、いろいろ取る行動は変わってきます。心の不調を感じても特に何もせず、まずは自分の内で解決しようとするかもしれません。

症状が軽ければ、自分なりのストレス解消法を試したり、いろいろと分析してあれこれと試していくうちに徐々に健康を取り戻す場合もあります。

誰かに相談?

また、誰かに相談するかもしれません。家族や友人や恋人などに相談したり、話や愚痴を聞いてもらいます。

自分のうちにため込まず、誰かに話すことはひとつのストレス解消の手段です。症状が軽ければ、気持ちを話して吐き出すうちに自然に回復するかもしれません。

しかし、症状が重ければ話すだけでは解決しません。変にアドバイスされたり、励まされたりすることが苦痛を増し加えることもあります。

ここまでは大抵だれでも選ぶ手段です。いざ医療機関へとなると、その足取りは軽いものではありません。またお金もかかります。

ただでさえ心の病気の出始めですから、気持ちが落ち込みがちだったり、動く元気がそんなにないことでしょう。

しかし結局、手軽に選べる手段がなくなり、症状が悪化する場合に、より専門的な医療を受ける必要を感じるものです。

カウンセリング

医療を受ける前後に専門家に話を聞いてもらおうと思うかもしれません。そんな場合にカウンセリングを受ける人もいるでしょう。

専門のカウンセリングルームなどを探していき、精神療法やカウンセリングを受けるうちに少しずつ回復することもあります。

洞察の深いカウンセラーならばよりよい対応が期待できますが、そうでない場合、話しても単にストレスに対する普通の反応として片付けられることもあります。

それに、カウンセラーは医師ではないので、病気の診断や薬の処方はできません。臨床心理士の資格を持たずにカウンセリングをしているところもあります。

自分がカウンセリングに何を期待して行くのか、自分の内ではっきりさせておくのは役立ちます。

受診

心の病気がいっそう度を増し、回復に向かう傾向もなく、生活に支障をきたすようになるといよいよ専門医による治療が必要かもしれないと感じるかもしれません。

そのように感じたら、たいていその感は当たっています。どんな心の病気にしても、早期発見・早期治療は重要です。早めの行動が後々の治療の良し悪しに影響を及ぼします。

身体の不調で内科を受診

心の病が身体の不調となって現れる場合、気付かずに身体の不調だと思って内科や整形外科などを受診するかもしれません。

そこでたいてい身体検査が行われますが、原因が心の病気の場合は身体の検査結果は「異常なし」となります。

機転の効かない医師ならば、検査結果が異常なしということで、患者の思い過ごしだろうなどと考え、「疲れなのでゆっくり休んでください」などという結果になりかねません。残念ながら、本当の不調の理由がわからないまま診断が終了してしまうこともあります。

機転の効く医師であれば、数値に現れない身体の不調を心の病気に端を発するものかもしれないと考え、心療内科や精神科への受診を勧めてくれるかもしれません。

心療内科・精神科での受診

ここまであっさり来れる人もいれば、遠回りしてやっと辿り着く人もいます。医師はいろいろな精神疾患を可能性に入れながら患者さんの話を聞きます。

うつ病なのか、パニック障害なのか、統合失調症か、と患者さんの話をたよりに考慮します。ですから、患者はしっかりと細かい部分まで話すことが大切です。

どんなことを話す

どんなことを話せばよいでしょうか。話に含めると良いのは以下のようなものです。

・どんな症状か

・いつから症状が出ているか

・身体にも不調が出ているか

・考えられるきっかけ

・いつ症状が出るか

・健康だった時との違い

・自分自身の性格はだいたいどんなものか

・現時点で感じているストレス

・これまでになった病気

・仕事や学校の内容

・家族や家庭の状況

その時に話もらすことがないよう、あらかじめメモに書いていくことも助けになります。

医師との相性

せっかく専門医を受診しても医師も人間ですから、合う合わないがあります。診てくれた医師を信頼できるかどうかは今後の治療に大きな影響を及ぼします。

医師への信頼は、その医師で引き続き治療を受けるかどうかの判断材料になります。信頼できるかどうかを見分けるヒントにはどんなものがあるでしょうか。

たとえば、受診の間リラックスできるか、こちらの話をよく聞いてくれるか、こちらに純粋の関心を向けてくれるか、説明をきちんとしてくれて、わかりやすいか、この医師なら信頼できると感じるかといった要素があります。

もし、信頼できないのならば、セカンドオピニオンで違う医師を探すほうが得策でしょう。ここまできたら、信頼できる医師と協力しあいながら心の病と向き合ってゆくことになります。

自分なりの解決策でうまく行かず、心の病気が悪化していると感じたならば早めの行動が大切なので、後から後悔しないようしっかりと向かい合うようにしましょう。