パニック障害 電車に乗れない

edh

この画像のような電車の乗り方は危険ですが、もしかすると、このような乗り方だとパニック発作は出現しないかもしれません。

パニック障害を抱える人に電車が苦手な人は多くいます。初めて経験するとき、電車に乗ると心臓がドキドキし、呼吸が浅く、早くなり、気分が悪くなります。

自分の身体にいったい何が起きているのか、全くわからないかもしれません。このままでは死んでしまいそうです。突然やってくるパニック障害は恐怖そのものです。

電車に乗れない

このように、電車に乗ってパニック障害を経験された方は、電車に乗ろうとすると「またパニックになるのではないか」という強い不安があると思います。

それゆえに電車に乗る機会をできるだけ避けるようになるのは理解できることです。

「あんな思いは二度とごめんだ、再び何事もなく電車に乗れるようになる日まで乗らないようにしよう」というわけです。

そのような選択の結果、電車に乗る機会を避けるようになって5年、10年…と電車に乗れないまま過ごす人もいます。しかし、どうでしょうか。

電車に乗らなくても特に問題ない、一生乗れないままでいいというのならそれでもいいのですが、どうせならこれまでのように電車に普通に乗れるほうがいいのではないでしょうか。何か自分でできることはないでしょうか。

浅い呼吸から深い呼吸へ

普段から気づかないうちに「浅い呼吸」のくせがついている人がいます。ちなみに「浅い呼吸」とは、1回に吸う量が少ないことです。一回に吸う量が少ないので自然と呼吸の数が多くなります。

浅い呼吸は「胸式呼吸」と言われるもので、その名の通り、胸で呼吸しているものです。楽に呼吸はできますが、そのぶん新鮮な空気を取り込みにくく、肺のガス交換も十分ではありません。

浅い呼吸のくせが付いている人は過呼吸に陥りやすくなります。普段から浅い呼吸をしていないか、時々確認してみるのは良いことです。浅い呼吸である「胸式呼吸」の反対が深い呼吸である「腹式呼吸」です。

胸式呼吸が胸で呼吸するのに対し、腹式呼吸は鼻から空気をお腹のへその下あたりにたくさん吸い込み、ゆっくりと吐き出すものです。

腹式呼吸はたくさん酸素を取り込むので、必要な肺のガス交換が十分に行えます。深い呼吸のくせを身に付ければ、過呼吸になりにくくなります。身体に過呼吸になりにくい癖をつけるということです。

開き直り

電車に乗ると再びパニック障害に襲われるのではないかという不安がよぎるのは当然のことです。経験者ならばたいてい誰でもそのように感じることでしょう。

そこから、ずっと乗れないままの人と、少しずつでも電車に乗れるようになる人にはどのような違いがあるのでしょうか。

「少しずつでも前向きになってチャレンジしてみよう、挑戦してみよう」という気持ちになる人は気持ちの切り替えができた人です。

壁として立ちはだかる大きな要因の一つは心理的なもので、自分で「自分の前には乗り越えられない壁がある」と壁を作ってしまいます。改善への道を進めた人の多くは、「開き直り」ができた人です。

具体的には「また発作が起きたらどうしよう」から、「発作が起きてもいいじゃないか」、「きっと誰かが助けてくれる」と気持ちを切り替えてしまうわけです。 この心理的な壁を乗り越えれた人がその先へ進むことができます。

逃げ続けない

もちろん、口で述べるのは簡単ですし、実行するのは難しく感じるかもしれません。ここに登場した「身体の呼吸のくせ」や「気持ちの切り替え」以外にも改善に寄与できる要素があることでしょう。

耳にした情報、目にした役立ちそうな情報はとにかく実践してみることです。その時点で絶対に無理だと感じたら次の機会にすればいいのです。

改善の方向へ思いを向けつつも、治るべき時を辛抱強く待つ態度も求められますが、逃げずにしっかりと向き合ってゆく人が最終的には勝者になれるのです。