睡眠は人生に大きな影響を及ぼす

時計

不眠で悩みを持つ人はとても多く、その悩みはかなり深刻な場合もあります。1日7~8時間睡眠が理想的と言われています。

私たちは毎日忙しい生活を送っているので1日8時間の睡眠が取れる人はなかなかいないかもしれません。

仮に8時間寝たとして、単純に計算すると…1日24時間ですから、1日の3分の1を睡眠に割いていることになります。ということは、人生の3分の1は睡眠に使うという計算になります。

1日6時間睡眠の人ならば、1日の4分の1を睡眠時間に当てており、人生の4分の1は睡眠時間というわけです。

このように、人生単位で考えると睡眠の質が良いか悪いかはかなり重要といえそうです。良い睡眠を取れるかどうかで、人生の3分の1か4分の1が良い時間だったかどうかが変わってくるのです。

また、睡眠は休息ですから、良い睡眠を取れるかどうかで翌日に影響してきます。だれでも覚えのあることですが、睡眠不足の時はなかなか本来の力が発揮できないものです。そんなときは、「睡眠不足だから、今日は早く寝よう」と思うのではないでしょうか。

眠りの立役者たち

私たち人間は眠りに入るとき、身体内で眠るための様々な用意がなされています。

たとえば、睡眠ホルモンの一種である「メラトニン」は深部体温を下げ、副交感神経を優位にし、気持ちを落ち着かせ、呼吸や脈拍・血圧を低くする働きによって私たちを心地よい眠りへと誘ってくれます。

このメラトニンの材料となるのが「セロトニン」と呼ばれる脳内物質です。セロトニンは私たちが太陽の光にあたるだけで生成される好ましい物質です。

しかし、このセロトニンにも材料となるものが必要です。 それが「トリプトファン」です。トリプトファンは主に食品のタンパク質に含まれているアミノ酸の一種です。

トリプトファンは、「人間の体内では生成できない」ので、日々の食事から摂取する必要があります。トリプトファンを取ると体内に入って脳に運ばれたあと、セロトニンに変化します。

そして、夜になるとセロトニンは睡眠ホルモンであるメラトニンに変わり、眠りをサポートするというわけです。

このような流れになっているので、私たちがすべきことは、「トリプトファン」を食品から取り入れることです。

これはそんなに難しいことではありません。私たちが普段から食べている多くの食品に含まれているからです。トリプトファンが多く含まれているのはどんな食品でしょうか。

トリプトファンが多く含まれている食品

ハチミツ、たまご、ツナ、大豆、納豆、豆腐、魚介類、肉類(特に鶏肉)、玄米、ゴマ、バナナ、豆乳、牛乳、ヨーグルト、チーズ、アーモンド、まぐろなどの赤身魚、納豆、たらこ、白米、そばなど。

いかがでしょうか。こうしてみると、私たちが何気なく食べている食品にトリプトファンが多く含まれているのにお気づきになったと思います。

トリプトファンが含まれたタンパク質には動物性(肉、魚、卵、チーズなど)と植物性(大豆、豆類、穀類など)のものがありますが、どちらかというと、植物性タンパク質のほうが脳内でセロトニンの材料として利用されやすいようです。

このように、日光にあたり、バランスよくできるだけ多くの食品を取り入れることが毎日の良い睡眠に関係してくるということです。

美味しいものを食べ、よく眠ることにより、人生の多く時間に良し悪しの影響を及ぼす睡眠を良いものにしてゆきましょう。