解離性障害(解離性ヒステリー)

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精神に異常が出る解離性障害(解離性ヒステリー)の特徴

本来なら一つしかない人格が分離してしまうことを「解離」といいますが、その解離現象が強く出るヒステリーを「解離性障害」といいます。

症状としては次のようなものがあります。

意識障害~意識がもうろうとする

ねぼけて、夢遊病にかかったかのようになり、歩き回ったりします。時には、数日から数カ月にわたって行方不明になり、帰ってきても、その間の記憶がまったくないということもあります。

また、無表情になって、呼びかけに反応せず、焦点も定まらなくなることもあります。

仮性痴呆

実際には痴呆になっているわけではないのに、痴呆の症状がみられ、単純な質問(自分や家族、友人の名前、簡単な計算など)に答えられないことがあります。

時に「小児症」と言われている幼児が話すような「赤ちゃん言葉」で話したりすることもあります。

多重人格(解離性同一性障害)

本来、1人の人物には1つの人格しかないはずなのに、1人の人物に2人以上の人格を持っている症状を「多重人格」といいます。時に人格の数は数十から数百以上におよぶことがあります。

一度に2人以上の人格が出てくることはなく、時や場所、その人がおかれた状況などに応じ、人格が変化することもあります。

他の人には理解しにくいかもしれませんが、その人のうちには複数の人格がいます。最近では、「解離性同一性障害」と名称が変わり、注目をあびています。

解離性同一性障害の精神症状としては、うつ気分、気分変動、自傷行為、自殺企図、性機能障害、転換性症状、パニック発作、離人症状、物質乱用、恐怖症、強迫行為、幻聴、幻視、拒食・過食、妄想、思考障害、躁状態などがあります。

解離性同一性障害の身体症状としては、不眠、頭痛、原因不明の痛み、意識消失、消化器症状、嘔気・嘔吐、動悸、知覚異常・痛覚消失、体重減少、視覚障害、麻痺などがあります。