てんかんの症状 精神運動発作・持続性精神変調

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てんかんの症状―「精神運動発作」

てんかんの症状にはいくつかの種類がありますが、ここでは、「精神運動発作」と、「持続性精神変調」について考えます。

てんかんの精神運動発作とは、本人の意識が混濁して、意味のわからない行動を繰り返したりすることをいいます。

たとえば、唇を何度もかむ、舌舐めずりをする、意味のない言葉を繰り返す、何かを探す動作や、手である場所をなでる動作を繰り返すといったものがあげられます。

また、一時的にではありますが、極端な不安や怒り、恐怖といった感情の激しい起伏を感じたり、幻覚や幻想を経験したりします。

この精神運動発作は大発作、小発作と比べて発作の時間が少しだけ長く、30秒~2分ほど続くのが特徴的です。

てんかんの症状―「持続性精神変調」

早い時期に発症したてんかんを長年にわたって繰り返すと脳が損傷され、独特な性格を形成したり、知能が衰えたり、痴呆になったり、精神病を患ったりすることがあります。長年のてんかんにより生じてゆく結果を持続性精神変調といいます。

てんかんによって形成される性格には独特の特徴があります。それは、思考力や理解力、動作が鈍くなる、頑固、極端にまじめ、融通がきかない、執拗にある事柄にこだわる、几帳面になるといった性格です。

ほかには、ちょっとしたことでくよくよする、ささいなことで怒る、興奮する、自己主張が強くなるといったこともあります。また、てんかんは発作を繰り返すごとに脳細胞が酸素不足から壊死します。

正常の20歳の人の脳の場合、脳細胞が1日平均10万個壊死するといわれていますが、てんかん患者の場合、発作による脳細胞壊死がこれに加算されるので早くに痴呆化する危険性が高いです。