不眠症

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不眠症とは何でしょうか。

これは、眠りにつきにくい、睡眠中に何度も目が覚める、 熟睡感がない、朝早く目が覚めてしまうなどの症状が週2回以上あり、 かつ1カ月間以上継続しているとき、 そのことで苦痛を感じて仕事や日常生活に差し支えがあるといった場合のことをいいます。

不眠症というのは、病気というより、精神が不健康になっておこる症状の一つと考えられています。特にこれといった原因がなく、本人が眠りに対してこだわりすぎている場合が多いからです。

不眠症の4つのパターン

①入眠障害

寝付くまでに時間がかかるなかなか寝付けない。

不眠症の中でもこの症状を訴える人が約8割と一番多い。

②熟眠障害

眠りが浅く、よく眠れたという満足感がない。

③途中覚醒

夜中に何度も目が覚める。眠りが連続できない。

④早朝覚醒

朝早くに目が覚め、その後は眠れない。

原因

不眠症の原因にはどういうものがあるのでしょうか。不眠症の原因は幾つか考えられます。加齢などによる生理的原因、痛み、かゆみ、発熱、 ぜんそく発作やそのほかの身体的原因がまず考えられます。

そして、過度の緊張、精神的不安、ストレス、薬やカフェイン、お酒、環境の変化、うつなどの精神、 神経の疾患といった精神的な原因があります。

不眠症になっていく過程の中で一番多いのは、何らかのストレスが原因となり、 寝付けない日が何日かたまたま続くと、 「眠れない」ことにこだわりすぎて思い悩んでしまうケースです。

睡眠にこだわりすぎているために、現実には妥当な睡眠時間がとれていても 「自分は毎日一睡もできない」などと思い込んでしまいます。神経質になって悩みすぎてしまうことに不眠症の落とし穴があります。

次に多いのは、うつ病や統合失調症など他の精神疾患が原因となるものです。特にうつ病の場合、不眠の訴えが多く、 うつ病が重症であるほど不眠の度合いも強くなります。

うつ病のケースは、寝付きはよいものの、夜中や明け方早くに目がさめてしまい、その後は眠れないといったことが典型的です。

その他、薬物・アルコール依存症の禁断症状や、高血圧症、心臓の疾患などの内科疾患、睡眠中の呼吸に異常が起きる睡眠時無呼吸症、睡眠時に足の筋肉が軽いけいれんを起こす睡眠時ミオクローヌスなど、不眠症の原因は実に様々です。

不眠症の治療の方法はその原因により大きく違ってきますから、治療に先立ち、まず原因を突き止めなければならなりません。