自閉スペクトラム症(アスペルガー症候群) 感覚が繊細・運動が苦手

繊細

とても繊細

アスペルガー症候群の人は感覚が非常に繊細です。光、音、匂い、味、触れることなど、人によりどの感覚が繊細か違いはありますが、一般的なのは音に敏感な傾向です。

大抵の人にとってリラックスできるようなBGMや気にならないテレビの音でさえ、アスペルガー症候群の人には拷問のように感じることがあります。

また、視覚が特に敏感な人にとっては、真っ白い紙に書かれた真っ黒の字は、コントラストが強すぎて集中して読めないこともあります。すべてが目に飛び込みすぎて、物探しが苦手な例もあります。

味や匂いに関して言えば、敏感な人はそれが頑固なほどの好き嫌いとなって現れたり、嫌な匂いのもとでは我慢の限界に達してやはり拷問のように感じる場合があります。

感覚の過敏性は、時に二つ以上の情報を同時に処理したり、どちらか一方に注意を集中させるのを難しくする場合があります。

例えば、周囲が騒がしいと話している相手の言葉が全然聞き取れなかったり、聞きながらノートをとるのが苦手だったり、食べながら話したりするのが難しいということもあります。

運動が苦手

これに関してももちろん個人差がありますが、一般的にアスペルガー症候群の人は運動を苦手とします。

ただ、走るのは早いが、球技が苦手だったり、個人種目は難なくこなしても、団体競技となるとまるでダメというケースもあります。

運動が苦手という面は、全体の動きがどことなくぎこちなかったり、機械のような印象を受けるという形となって現れることがあります。

体全体を動かす運動種目などの体の動きに現れることもありますが、不自然な話し方や発音、手書き文字の苦手なところ、図画工作や日曜大工のような作業面に出ることもあります。

また、アスペルガー症候群は、非言語性学習障害(NLD)がみられることがあります。

これは、空間認知(上下や左右、前後などの位置関係や立体的な空間認知、立体を認知する能力)、社会性スキル(相手の顔の表情やジェスチャーから感情や伝えたいことを読み取るといった社会的シチュエーションに適した反応をする能力)などに問題があることを示すものです。