自閉スペクトラム症(アスペルガー症候群)のいろいろな性格 その1

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ここでは、「アスペルガー症候群」(幻冬舎新書 岡田尊司著)より引用させていただき、青年期から成人期以降において、アスペルガー症候群に見られやすい代表的な人格のタイプを7種類に分け、その特徴や注意点について考えてみたいと思います。

①他人に関心が乏しいシゾイドタイプ

これは、他人に対して関心が乏しいことを特徴とするタイプで、子供の頃に見られる「積極奇異型」「受動型」「孤立型」のうち、「孤立型」から発展する場合が典型的です。

このタイプの人の理想は、森や山といった人里離れた所に自分一人でひっそりと誰にも煩わされずに暮らすというふうに、世間から隔絶して過ごすことを好みます。

この世の金銭的欲望や名誉欲にも関心が薄く、きらびやかな生活や贅沢な生活にも興味がほとんどありません。

このタイプの人と接するで重要なのは、本人の大切にしている領域にみだりに踏み込まないことです。

②傷つくことを恐れる回避性タイプ

回避性タイプは失敗や傷つくことに過敏なため、親密な人間関係やリスクを伴うチャレンジ、決断を伴うことをできるだけ避けようとする傾向があります。

子供の頃に見られる「積極奇異型」「受動型」「孤立型」のうち、「受動型」から発展する場合が典型的です。

シゾイドタイプから比べると社会適応性はよく、シゾイドがあこがれる世捨て人のような理想はありません。

しかし、何に対しても自分から積極的に関わろうとはせず、自分の感情や意思をあまり見せません。

受け身的な目立たない人生を送ろうとします。

衝突を避けようとするため、自分が追い詰められるような状況にならない限り、攻撃的になることも稀で、人畜無害で気の優しいタイプだといえます。

この「回避性タイプ」はもう少し自分の考えや意見、気持ちをはっきりを表明する習慣をつけることが大切です。

③発想豊かだが、変わり者に見られるスキゾタイプ

スキゾタイプは、世間的な価値観や常識を超えたユニークさ、風変わりさを特徴とし、独特のこだわりや発想、インスピレーションに富みます。

周囲からは変わり者、変人などと思われがちですが、他人がどう思おうとあまり気にしません。

子供の頃に見られる「積極奇異型」「受動型」「孤立型」のうち、「積極奇異型」から発展する場合があります。

単なる変わり者で終わらないためには、現実的なアドバイスを受け入れ、現実化して考えることが大切です。

また、現実的なアドバイスをしてくれる良き理解者の存在に恵まれるなら、社会とのつながりを維持し、持ち味を発揮してゆく助けになります。