副腎疲労に有効な生活習慣

自然海塩

ここでは、副腎疲労の改善に役立つ生活習慣について考慮します。

睡眠 夜11時ころには寝る

他の病気と同様、副腎疲労のためにも睡眠はとても大切な要素です。睡眠は「無料の処方箋」、つまり、薬と同じような強力な効果がありながら、無料というお得な面を持っています。あなたはどんな睡眠の習慣を持っていますか?

どれくらいの長さ眠ればよいのか、様々な意見がありますが、これには個人差があります。ショートスリーパーの人であれば短時間の睡眠が普通ですし、ロングスリーパーの人であれば長く眠りたいものです。

どちらにしてもポイントは夜中の0時の時点で深いノンレム睡眠に入っていることです。ではなぜ、0時ころにノンレム睡眠なのでしょうか。

人間の体は、夜中0時ころに成長ホルモンの分泌が最も活発化します。成長ホルモンは寝ているときによく分泌されます。成長ホルモンは体の成長を促すだけでなく、修復も行ってくれるのです。修復をしてくれる結果、疲れが取れやすくなります。

ですから、最も成長ホルモンが分泌される夜中の0時ころに深いノンレム睡眠に入っていることが重要なのです。

夜0時に深いノンレム睡眠に入っているためには、逆算すると、夜11時ころに床につくのが理想です。眠る1時間くらい前、つまり、夜10時以降はテレビやネットなどの明るい光が目に入るのは避けましょう。

朝寝坊

では、朝はどうでしょうか。副腎疲労の人は朝が苦手です。

元気な人ならば、朝6~8時くらいの間にコルチゾールがたくさん分泌されるので元気に起床し、一日を始めることができます。しかし、副腎疲労の人はその時間にコルチゾールの分泌量が少なく、元気に起床することができません。

ですから、副腎疲労の人で、朝がつらい場合は朝寝坊がおすすめです。朝7~9時くらいの間に眠ると副腎を休ませることができるため、疲れが取れやすいようです。30分の二度寝でもかなり違うという人もいますから、可能ならば試してみるのはどうでしょうか。

どちらにしてもポイントは「十分に寝た、よく寝た」と感じられるようになるまで寝ていることです。「朝寝坊はよくない・怠けものだ」という見方は副腎疲労の場合、間違っています。

二度寝や朝寝坊は副腎の疲れを回復させるだけでなく、すっきりと目ざめて、その後の一日を調子よく過ごす助けになるのです。

塩分補給

副腎疲労の人は朝、トイレに行った時に、尿と一緒にナトリウムが出て行ってしまいます。塩からいものを食べたくなるのはこのナトリウムを体が欲しがっているためです。

ですから、起床したらコップ1杯に小さじ1/2の塩を入れて塩水をつくり、塩分補給すると気力が出てきます。

ただし、通常の精製された食塩は、化学的に作られたナトリウムの純度が高く、それ以外のミネラル類などが除去されています。そのような食塩を必要以上に摂取してしまうと、血圧が上がってしまいます。

好ましいのは、自然海塩という海水から作られた自然のままの塩です。原材料名のところに「海水」とだけ記入のあるものです。

良質な海塩はナトリウム以外のマグネシウムやカルシウム、カリウムといった栄養豊かなミネラル分が含まれています。同じ「塩」でも自然海塩は血圧を下げるという報告があります。

寝ている間にたくさんの水分が失われているので、起きがけに塩水を飲むことは水分補給にもなります。

ストレス対処

他に生活の中で副腎疲労対策が何かできるでしょうか?

基本的に副腎を疲れさせるのは対処できないほどのストレスが問題です。ですから、自分なりのストレス解消法を持つと同時に、ストレスをつくらない、感じにくい、ため込まないような生活にすることが重要です。

治療よりも予防といったところでしょうか。ストレスが少なくなれば、副腎の疲れも少なくなり、十分に対処できるようになります。

副腎疲労はストレスを減らし、心体を十分に休めることにより自分で治すことのできるものです。副腎疲労に陥ってしまう人は回復もあせる傾向があるようです。副腎が疲れきってしまうまでにかなりの時間が経過していますから、回復にも当然時間がかかります。

生活を改めたつもりでも最初のうちは効果が感じられないこともあります。副腎疲労の回復には、はやくても3ヶ月、遅いと2年近くかかるといいますから、ここはひとつあせらずにじっくりと生活習慣の改善に取り組んでみるのはどうでしょうか。

ひどい副腎の疲労から回復した人は世の中にたくさんおられるので、あきらめずに取り組んでいきましょう。