統合失調型パーソナリティ障害とは

統合失調型パーソナリティ

統合失調型パーソナリティ障害とはどのようなものでしょうか。

その原因として考えられるのは、遺伝と養育環境です。環境要因としては、子供に無関心、反応に乏しく無表情、形式ばった親に育てられた人に多いとされています。

統合失調型パーソナリティ障害」のページでも取り上げましたが、ここではさらにその特徴に注目してみたいと思います。

統合失調型パーソナリティとはこんな人

・独特の話し方

・現実感に乏しい

・独創的な考え方

・風変わりで個性的

・限られた人との付き合い

・頭が働きすぎる

・マイペース

・第六感がはたらく

・空気は読めないが悪気はない

長所

統合失調型パーソナリティの人にはどのような長所があるのでしょうか。

・常識や流行にとらわれない

・独創的な研究や仕事をする

・優れた直感をもつ

・純粋

・鋭敏な感性を持っている

対人コミュニケーション能力はそんなに高くないので、その独創的な思い付きや直感力を生かして、発明家や研究者、革新的な芸術家、宗教家やセラピストなどの職業に相性が良いと考えられます。実際に、僧侶や哲学者、文学者として成功することも少なくありません。

外見には無頓着

このタイプの目に見える特徴の一つは、外見や服装などにほとんど関心がないところです。

基本的に服装はどんなものでもよい、体を覆うことができればそれで十分と考えるほどの傾向があります。身体の清潔さに関しても、いわゆる「当たり前」の基準には到達していないかもしれません。

個人差はありますが、持ち物にしても、汚かったり、ボロボロだったりするかもしれません。使えればよいのです。

彼らは服装や持ち物にお金・時間をかけることに価値を見いだせないのです。こうした見かけも、変り者扱いされる要因のひとつです。

頭の中は驚くほど働いている

統合失調型パーソナリティの人は外見や持ち物など、目に見えるところはどうでもよい反面、内面的・精神的な世界には深い関心を持ち、その中で生きてゆくという本質があります。

ぼんやりしているように見えても、その頭の中は驚くほど活発に働いているのです。

独特の世界観を持つ頭の中で、つねに自分や架空の誰かと「会話」し、完結しているため、現実世界の他人の意見に左右されにくい傾向を持っています。

頭の中で会話が進んでいるため、独り言や一人笑い、思い出し笑いをすることがあります。頭のことが現実世界に出てしまっただけなのですが、一緒にいた人は突然のことに驚くと同時に、変わっていると思うのも仕方がありません。

この障害のことや本人のことをよく知らない人からすれば、それは奇妙・奇異な言動にしか映らず、「変人のレッテル」がいともたやすく張られてしまうのです。

変人扱いしない

統合失調型パーソナリティの人が身近にいる場合、その変わったところが目につくことでしょう。

彼らの発するアイデアや言葉は普段私たちが見聞きしている「常識」には当てはまらないことが多くあります。

どんなに突拍子もないことに思えても、馬鹿にしたり、見下したり、笑い飛ばしたりしないよう気を付けましょう。彼らはまじめで悪意はないのです。

また、統合失調型パーソナリティの人はとても敏感で、こちらが変人扱いをしていたり、困った人などと決めつけて接するとそのことに気づきます。そうなるとますます関係は硬化し、心を閉ざしてしまいます。

ですから、頭ごなしに「へんな人」と決めつけるのではなく、きちんと話を聞く態度を持つことが大切です。こちらが柔軟性を発揮しましょう。

こちらの述べることを聞かないこともあります。そもそも統合失調型パーソナリティの人は、反抗心や悪気があって話を聞かないのでも常識的な行動を取らないのでもありません。

自分の考えや視点でしか物事を捉えられないために、視野が狭くなっており、客観的に見ることができなくなっています。また、中には社会的な常識がまだ身についていないケースもあります。

アドバイスや助言をしたいとき、気を付けたいのは、相手に脅威を与えたり、追い詰めるような言い方をしないことです。あくまでも冷静に感情的にならないように優しく話すことです。

この手のタイプは時に子供っぽく、その時の気分次第で反応が変わることもあるので、相手の気分の良いときや、相手を持ち上げておいてからアドバイスするのもひとつの方法です。