日本の高校生は自分はダメ人間だと思う割合が高い

自信のなさ

独立行政法人の国立青少年教育振興機構が2015年8月に公表した調査報告によりますと、日本の高校生はアメリカや中国、韓国の高校生に比べ、「自分はダメ人間」だと思う割合が高いことがわかりました。

この調査は、国立青少年教育振興機構がアメリカと中国、韓国の研究機関などと協力して高校生を対象に行ったもので、合わせて7761人から回答を得ました。

全体的に日本の高校生は自己肯定感が海外の高校生と比べて低く、自信のなさが浮き彫りになっています。たとえば、以下のような質問と回答があります。

質問 自分はダメな人間だと思うことがある

日本…72.5%

アメリカ…45.1%

中国…56.4%

韓国…35.2%

質問 私には友達がたくさんいると思う

日本…75.0%

アメリカ…84.4%

中国…92.2%

韓国…86.7%

質問 自分の希望はいつか叶うと思う

日本…67.8%

アメリカ…83.9%

中国…80.7%

韓国…82.6%

質問 将来に対し、はっきりした目標を持っている

日本…57.3%

アメリカ…80.9%

中国…75.4%

韓国…58.9%

質問 私には人並みの能力があると思う

日本…55.7%

アメリカ…88.5%

中国…90.6%

韓国…67.8%

質問 私は体力には自信がある

日本…43.5%

アメリカ…76.9%

中国…76.1%

韓国…52.6%

質問 勉強は得意な方だ

日本…23.4%

アメリカ…65.6%

中国…65.1%

韓国…31.6%

心の病気を招きやすい傾向

これらの結果からわかるのは、日本の高校生は海外3カ国の高校生と比較して、全体的に自尊心が低く、ネガティブ思考が強く、満足度が低いということです。

自分に自信が持てず、いつもネガティブなことを考え、現状に満足できないが、とくに目標も持てないとなると、どんな生活が待っているでしょうか。

とても幸せな生活が待っているとは言えません。それどころか、憂うつ感情や不安などを招きやすく、心の病気の要素を有しているといえます。

ますます増える日本の精神疾患の患者の背後にはこのような国民的な人間の性格も大いに関係していると思われます。