不安型愛着障害 恋愛からパワーをもらえない

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不安型の愛着スタイルを持つ人は、受けた養育のスタイルが両極端だったことが多いです。両極端な育てられ方とは、過保護に甘やかされた部分と、何かの理由で強く拒否されるというものです。

愛情を求めても拒否されたとき、「お母さんは何かのことで機嫌が悪かったのかな、ストレスがたまっていたのかな、今は都合が悪いみたいだから、また今度にしよう」…そんなふうに考えれるようになるのは大人になってからです。

幼い子どもにとって、あるときは愛情を受け、あるときは拒否される…このような育てられ方をするとどうなるでしょうか。

愛情は無条件で受けられるものではなく、状況が変わればいつ見捨てられるかもしれないという不安をもつようになります。

肯定感と否定感の両方を持つ

両極端な育てられ方を経験した不安型スタイルの人は、親や恋人に対して肯定感と否定感の両方の感情を併せ持っています。

なぜでしょうか。幼いころ、親が甘えることを許してくれた時、望んでいる愛情を受けることができました。そのようなときには、親のことや自分のことを肯定することができました。

ところが、親に求めた愛情を拒否されたとき、望んでいる愛情を受けることはかないませんでした。このようなときには、親のことや自分のことを肯定することはできず、否定感を持つことを学びました。

ですから、不安型の愛着スタイルを持っている人は、愛情の対象となる人に対し、肯定感と否定感の両方を併せ持つことが多くあります。

相手からの期待がプラスになる人とマイナスになる人

肯定と否定の入り混じった育てられ方をした不安型愛着スタイルの人は、求めても応じてくれない親と拒否された自分を見てきました。そのような過去が現在にどのように影響しているのでしょうか。

ある実験で、「魅力的な異性が自分に対して関心を示しているときに、与えられた課題をこなすパフォーマンスは向上するのか」調査されました。

安定した愛着スタイルを持つ人は、関心を示されると課題をこなすパフォーマンスが高まりました。自分に向けられた関心が自信や意欲を高めることにつながったのです。

パフォーマンスの低下

ところが、不安型の愛着スタイルを持つ人の場合、課題をこなすパフォーマンスは低下しました。

求められることに対して自分が応じることができるのか、もし相手の期待に添えなかったら…そのようなプレッシャーが不安型スタイルの人のパフォーマンスを低下させたのではないかと思われます。

幼いころ、求めても応じてくれなかった親と拒否されたみじめた自分の記憶が常にどこかにあるのです。

恋愛をして頑張れる人と逆にだめになってしまう人がいますが、不安型愛着スタイルの人の場合、どちらかというと後者の状態になりやすいようです。