反社会性パーソナリティ障害 長所や接し方

勇敢

長所

反社会性パーソナリティを抱える人にはどのような長所があるのでしょうか。おそらく反社会性パーソナリティの長所について触れられることはまれなことなので注目してみたいと思います。彼らには以下のような長所があります。

・勇敢

・逆境にめげず、生き抜く力がある

・肉体的にタフ

・口がうまい

・気立てや思い切りがよく、お金におおらか

そんな彼らには、激しいスポーツや武道、格闘技が向いています。危険な側面を持つレーサーやパイロット、自衛官、ボディガードのようなとても勇気の必要な職業、とび職をはじめとする建設業などの男臭い職場で本領を発揮しやすいようです。

接し方のポイント

反社会性パーソナリティの人は今までずっと否定されてきた人生を送っている場合がほとんどです。ですから、他人からの否定や批判に敏感でそれらに強く反発します。それゆえ、彼らに対してはできる限り否定的な反応を避けることが原則です。

挑発に乗らない

それを実行するのは簡単ではありません。彼らは相手を試すかのように、挑発的な言動でこちらの心を揺さぶってくるからです。

彼らの挑発に乗ってしまい、怒りを爆発させたり、罵ったりすると、彼らの思うツボです。軽蔑され、それ以上の関係の改善は足踏み状態になります。

その挑発やテストに合格することが第一関門です。挑発に乗らないと少しずつ良い関係を築くことができます。目に見える言葉や態度に反応するのではなく、その背後にあるものが何か深く考えてみることが必要になります。

中立を保つ

大切なのは敵でもなく、味方でもない厳正中立の立場を死守することです。

親しくなりすぎると、友人としてではなく、利用対象としてみられ、つけ入られることになります。彼らにとって他人は敵なので、敵ではないことをはっきりと示す中立のバランスが求められます。

それには、おどおどした弱腰な態度をしないことも含まれます。自分の立場、意見はどのようなものなのか、はっきりと決めておく必要があります。

相手を攻撃しないようにしつつも、脅せば何とかなるなどと思われないよう、弱さを見せず、自分の考えを貫きましょう。

裏切りや搾取されることを覚悟で

反社会性パーソナリティの人は自らを弁護し、かばってくれる人をさえ裏切ることがあります。

「長い付き合いだから、恋人だから、家族だから、あの人にはこういう良いところがあるから」…こういったことは通用しません。

もし、これからも接触があるなら、覚悟を決める必要があります。お金を貸すなら、返済は期待しないようにしましょう。恋人や配偶者に選ぶなら、DVや裏切り、見捨てられることなどを覚悟で臨みましょう。

犯罪に巻き込まれそうな雰囲気なら逃げる

友人や同僚などの関係で接することがあるかもしれません。もし、関わっていると自分も犯罪に巻き込まれそうな場合は迷わずに身を引くようにしましょう。

彼らの中には、自分のすることは何でも許されると勘違いしていたり、犯罪行為をしても見つからない、見つからなければ何をしてもいい、見つかるのは愚か者だけなどといった考えが存在しています。

ずるずると関わっていると、無理やり、あるいは脅されて、犯罪行為に加担させられるかもしれません。また、巧みに事を運ばれて、身代わりとなって罪を着せられることにもなりかねません。

受け入れるという選択

反社会性パーソナリティの人は35歳くらいを境に少しずつ落ち着いてくる場合があります。もちろん、すべてのケースがそうであるとは限りません。

彼らが変わるきっかけとなるのは、自分のことを誰かが受け入れてくれ、認めてくれるという体験であることが観察されています。無論、許してもらっても「得した」くらいにしか思わず、ますます調子に乗ることもあります。

彼らは、すぐに変化するというより、誰かに許してもらい、認めてもらう受容を長期間、何度も体験することにより、それが次第に心に浸透してゆき、少しずつ生き方を変えてゆくといった感じです。

人から心底信頼され、許されることで、人間不信や自分の間違った行動に疑問を持つようになるのです。

変わるきっかけ

だれかに受容される体験のほか、反社会性パーソナリティの人が変化するきっかけとなるのは、身近な人の死です。

仲間、恋人、根本的な恨みを抱いてきた家族が亡くなるとき、それまで抱いていた恨みや怒りの感情が静まり、自らの生き方を見つめ直すことがあります。

また、本当に愛する人に出会ったときや自分の子供ができて、その育つ姿を目にするとき、彼らの内で変化が生じることがあるようです。それは他者を愛することを経験した時でもあります。

自分自身がめちゃくちゃな生き方をしていたとしても、自分が愛する弱い存在に同じことを求めようとは思わないのです。愛する者への考え方が自らの生き方を考慮する助けになるようです。