ADHDの症状 好奇心と独創性

curiosity

好奇心旺盛だが飽きっぽい

ADHDの患者には新奇追求傾向、新奇探索傾向と独創性が見られます。新奇探求傾向、新奇探索傾向とは、簡単に言うと新しいことを探す好奇心の塊のようなものです。

ADHDの患者は基本的に飽きっぽく、退屈に耐えるのが苦手です。古くからある決められたやり方や手順を嫌い、常に新しいこと、熱中できることを好奇心の赴くまま探します。

ですから、ADHDの人たちはいつも楽しいことを探し、「退屈な人生には生きる意味がない」「波乱万丈こそ本当に楽しい人生」などと思っています。自分の好奇心の向くところが危険なことであってもそんなことはお構いなしです。

退屈とは無縁のバンジージャンプや、リスクの高い投資、不倫、ロッククライミングなど、危険度の高い挑戦に喜んで飛び込んでゆきます。

ADHDの人は自分の興味や関心のない事柄に対しては覚醒レベルが低下してボーッとなってしまうので、自ら脳を刺激し、覚醒させるためにこうしたスリルに走るのではないかと考えられています。

同様の理由でADHDの人はコーヒー、たばこ、覚せい剤などの刺激物に依存しやすいと言われています。

独創性

ADHDの人はとても独創的です。無計画で注意散漫ながら、キラリと光る才能を見せることがあります。普通の人なら思いつきもしないようなことを考え、それを実行に移す衝動的な行動力があります。

ADHDの患者は自分が興味のないことには脳が反応しなくなり、「心ここにあらず」状態になりますが、逆に自分が関心の深い事柄に出会うと超人並みの集中力を示します。この差が激しいのが特徴です。

ADHDの新奇探求傾向や独創性は長所にも短所にもなるものです。自分が興味を持てることを仕事にすることができれば、持ち前の集中力と独創性でその分野において天才のような活躍をすることができるのです。

しかし、自分が関心を持てない職業を選択してしまうと長続きせず、転職を繰り返すことも多くなり、その結果は悲惨なものとなりかねません。