「うつ気分」と「うつ病」の違い

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私たちは誰でも日常生活の中で落ち込んで、うつ気分になることがあります。この「うつ気分」と「うつ病」はどのように違うのでしょうか。

うつ病とうつ気分の違い
うつ病 うつ気分
強 さ 強い 弱い
妄 想 妄想的になることがある 現実的
消え去りたい 強く思う ほとんど思わない
日常生活 大きく支障が出る なんとか続けられる
状況からの影響 何があっても憂うつ よいことがあるとうれしい
きっかけ はっきりしていない はっきりしている
周囲から見て 理解出来ないことが多い 理解できることが多い
持続性 長く続く 長く続かない
仕事・趣味 まったく手につかない やっていると気が紛れる
抗うつ薬 よく効く 効かない

日常生活に出る影響の違い

うつ気分であれば、気分が進まないとしても、なんとか仕事や家事をこなすことができます。しかし、うつ病だとそれが困難です。

うつ病は特に抑うつの気分が強く、お風呂に入るといった日常生活の一部さえ、ほとんど何も手につかない状態です。また,将来を悲観視し、絶望感に襲われます。

加えて、生きていても仕方ない、自分は生きていては周りに迷惑などと自分を責め、この世から消え去ってしまいたいと考えます。

うつ気分の時はいいことがあると気分も晴れるものですが、うつ病の場合、どんなに良いことがあってもちっともうれしくなく、落ち込んだ気分は変わりません。

このように、うつ気分とうつ病とはまったく別物です。うつ気分からうつ病になるわけではないのです。日常生活に大きな支障をきたすものがうつ病であり、それは大変苦しいものなのです。