パニック障害と過呼吸症候群

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違う病気

「過呼吸症候群」とは、突然呼吸が激しくなり、 めまいや不安に陥る病気です。一見するとパニック発作と似ていますが、別の病気です。ただ、パニック障害の人が併発している場合があり、 見極めが難しいところです。

過呼吸の状態とは、どんなものでしょうか。大抵の場合、突然、苦しいと感じ、 不安のためにハーハーとどんどん息を吸います。

呼吸が深すぎたり、早過ぎる状態が続き、 頭がフラフラし、胸の痛みやめまい、頭痛、吐き気、 耳鳴り、不安感、手足のしびれなど様々な身体症状がでます。

これは、過呼吸によって、 血液中の酸素と二酸化炭素のバランずが崩れ、脳の血管が収縮したり、 過剰な呼吸により血液がアルカリ性に傾く 「呼吸性アルカローシス」と呼ばれる状態になったりするために生じます。

パニック障害と似ているこの「過呼吸症候群」ですが、 どこが違うのでしょうか。パニック障害が神経伝達物質のバランスの崩れのために生じる病気です。これに対し、過呼吸症候群は、ストレスがもたらす身体の病気、つまり心身症なのです。

パニック発作をエスカレートさせることも

パニック発作が起きたときに、 すでに過呼吸症候群を併発している人は、少なくありません。パニック障害の人は不安に対して過敏な状態になっています。

ですから、過呼吸による息苦しさや不安がパニック発作を引き起こしやすくします。この悪循環により、 パニック発作の症状がさらにエスカレートしてしまうことがあるのです。