パニック障害と過呼吸症候群

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違う病気

「過呼吸症候群」とは、突然呼吸が激しくなり、 めまいや不安に陥る病気です。一見するとパニック発作と似ていますが、別の病気です。ただ、パニック障害の人が併発している場合があり、 見極めが難しいところです。

過呼吸の状態とはどんなものでしょうか。大抵の場合、突然に苦しいと感じ、 不安のためにハーハーとどんどん息を吸います。

この時、ストレスなどが原因で呼吸が早く浅くなって、呼吸し過ぎてしまう状態に陥っています。酸欠状態のように息苦しくなって空気を吸いこみすぎることが原因で、血液中の二酸化炭素が極端に少なくなっています。

過呼吸に陥ると頭がフラフラし、胸の痛みやめまい、頭痛、吐き気、 耳鳴り、不安感、手足のしびれなど様々な身体症状がでます。

これは、過呼吸によって、 血液中の酸素と二酸化炭素のバランずが崩れ、脳の血管が収縮したり、 過剰な呼吸により血液がアルカリ性に傾く 「呼吸性アルカローシス」と呼ばれる状態になったりするために生じます。

パニック障害と似ているこの「過呼吸症候群」ですが、 どこが違うのでしょうか。パニック障害が神経伝達物質のバランスの崩れのために生じる病気です。これに対し、過呼吸症候群は、ストレスがもたらす身体の病気、つまり心因性のものなのです。

ただ、過呼吸は命に関わるものではありません。数分~数十分で自然と治まってしまうものです。しかし、頻繁に生じ、生活に支障をきたすようであれば、一度心療内科を受診するのもよいかもしれません。

自分でできる対処法としては、息を吸ったときの2倍の時間をかけてゆっくりと息を吐き出すことや、息を吸ったあと少しの間、呼吸を止めることなどが助けになるでしょう。

パニック発作をエスカレートさせることも

パニック発作が起きたときに、 すでに過呼吸症候群を併発している人は少なくありません。パニック障害の人は不安に対して過敏な状態になっています。

ですから、過呼吸による息苦しさや不安がパニック発作を引き起こしやすくします。この悪循環により、 パニック発作の症状がさらにエスカレートしてしまうことがあるのです。