回避性愛着障害 助けを求められることが苦痛

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回避型愛着障害の「回避」したいという欲求は様々なところで登場します。恋人や友人から助けを求められた時にその一面が顔を出すかもしれません。

交際中のカップルを対象にある実験が行われました。まず、それぞれの愛着スタイルがどれにあてはまるのか検査します。

そして、カップルに対し、女性のほうだけが苦痛を伴う実験の被験者になってもらうと告げます。苦痛を伴う経験をさせられると聞くとだれでもいい気はしません。

不安になったり、支えてもらいたいと思うかもしれません。苦痛を与えられると告げてからカップルたちがどのような反応を示すのか、その様子が5分間録画されました。

そしてその後、予定されていた苦痛を伴う実験は中止されたことを告げます。苦痛を与えられると聞いたカップルたちはどのような5分間を過ごしたのでしょうか。

結果とはいうと、不安を感じたというのは共通ですが、回避型スタイルの人の場合、男女とも強い怒りを見せました。どういうことでしょうか。

助けを求められると怒る

回避型の男性は、女性の不安が強く、助けを求められるほど強い怒りを示しました。また、苦痛を伴う経験をさせられると聞いた女性の側も、不安が強ければ強いほどそれが怒りの反応になって表れました。

加えて、助けを求めても男性が怒りを見せたために、その反応や得られない慰めに対して強い怒りを示しました。

この実験では恋人が困って支えを必要としている場合、回避型の男性は積極的に助けを差し伸べようとするより、怒りを感じてしまうということがわかりました。

その怒りは伝染します。それは助けが得られない女性の側の怒りを強めてしまうという悪循環も生み出していたのです。

助けを要求されるのは面倒

この実験では男性の側を対象にしていましたが、基本的に男女を問わず、回避型愛着スタイルの人はいざという時に助けや支えを差し伸べる点で障害があるということです。

必要な助けや支えを与えるどころか、怒りをあらわにして余計に相手を窮地に陥らせてしまうのです。

ですから、回避性愛着スタイルの人と親しく付きあう場合、そのような反応に直面することがあることを覚悟しておかなければなりません。

回避型愛着スタイルの持ち主にとって、頼られるというのは面倒なことであって、出来る限り回避したいものなのです。そして、面倒なことを持ち込まれることは、怒りを生むことにつながります。