不安型愛着障害 ネガティブな言葉や感情によって責める

不安型愛着障害の人は、不満や苦痛な気持ちを言葉で表現した際、言い出すとどんどんエスカレートして、過剰に反応してしまう場合があります。

自分の中でもネガティブな感情が飛び火しやすいようです。人間だれでもそうですが、基本的には愛されたいという欲求があります。

不安型の愛着スタイルの持ち主の場合、この気持ちがひときわ強力で「見捨てられたくない、拒絶されたくない」といった感情が渦巻いています。

相手を攻撃するとき

相手に見捨てられることを常に恐れる反面、相手に対して激しい言葉を浴びせたり、プライドや尊厳をズタズタにするようなひどい言葉で相手を攻撃することがあります。

なぜそうしたことをするのでしょうか。その背景には、相手が自分のことをおろそかにしているという被害感があります。遠い昔の傷が目の前に相手に向けられているのかもしれません。

心のなかに否定的な感情が多くありますから、些細な事であってもすぐに忘れるのではなく、ねちねちと引きずる場合があります。

相手のちょっとした失敗や裏切りと思える行為が何かあるなら、長期間にわたって責め続けるかもしれません。

とにかく献身的に関わりを続ける相手からすれば、度を超えた不当な怒りをかっていますから、当惑すると同時に疲れてしまいます。度々攻撃されることによって、支えきれなくなった相手が去ってしまうこともあります。

自分を攻撃するとき

不安型愛着スタイルのもうひとつの特徴は、こうした怒りの矛先が他人だけでなく、自分にも向きやすいということです。

他人を批判して責めるのと同様に自分を責めるので、当然の結果として、自己嫌悪に陥ります。うつ病などの本格的な病状へと進展してしまうこともあります。

このように、不安型愛着障害の人は、その怒りの矛先が他人にも自分にも向かい、傷つけてしまいます。