インターネットゲーム依存症 原因

ネトゲ依存症

ここ数年、オンラインゲーム人口は増え続けています。その人気の裏側で増加し続けるインターネットゲーム依存症にはどのような原因があるのでしょうか。ここでは考えられる原因のいくつかについて考察します。

現実世界で問題を抱えている

インターネット依存やオンラインゲームに陥る人の多くは、現実世界で問題を抱えています。問題の種類は人それぞれですが、たとえばそれは何らかの失敗や挫折かもしれません。また、家庭内で大きな問題があったり、人間関係がうまくいってないかもしれません。

また、いじめや仲間外れ、孤独や疎外感などを体験している人もします。そのような何らかのストレスを抱える人が多いですが、中には暇つぶしに始めたもののハマってしまったという人もいます。

総じて、現実世界が楽しくない、自分の存在価値が十分に感じられないといったことがよくあります。それらから逃れるための行為のひとつにインターネット・ゲームがあるというわけです。

逃避のための嗜癖として他には、アルコール・過食・ギャンブル・性行為などが挙げられます。それらに逃避しにくい子供は特に、自分の所有するスマホなどを通じてインターネット・ゲーム依存になることが多いようです。

なりやすい性格

上記のような問題を抱えている人が皆同じようにインターネット・ゲーム依存になるかといえばそうではありません。これには、本人の人間性や性格も関係しているようです。たとえば、衝動や欲望をコントロールするのが苦手な人は依存に陥りやすいかもしれません。

また、「つまらない毎日」が嫌で、好奇心が強く、新鮮な刺激をいつも求めてしまうような人はオンラインゲームの世界にそれを見出すかもしれません。

現実の対人関係が苦手で、人間関係に消極的になっている人、親密な関係を避けようとする傾向の強い人は、嫌な相手とすぐに「さようなら」できるネットの中が心地良いかもしれません。

ですから逆に、外交的でリアルな人との関わりを求めてすぐに行動するような人は、インターネット・ゲーム依存になりにくいと考えられます。

人格面ではどうでしょうか。

自己愛性パーソナリティ障害のように、「自分は特別で優れた存在」といったような自己誇大感、万能感を抱いているような人は、完璧で非現実の理想をかなえてくれるインターネット・ゲームの世界にハマるかもしれません。

ほかには、承認欲求の強い人、誰かから自分を認めてもらいたい人、人から褒められ、関心を向けられ、注目され、賞賛されたい気持ちが強い人も簡単にそれらが手に入るネットの世界は魅力的です。

リアルな現実世界で良い人間関係に恵まれず、ネットの世界に相談相手、話し相手、友人、甘えられる対象を求める人も多くいます。

見える症状と隠れている問題

インターネット・ゲーム依存の根底には大抵こうした問題があります。問題からの逃避、一時的な解決策のための形がインターネット・ゲームであるわけです。

依存症レベルになると、インターネット・ゲームを始めた頃に感じた大きな喜びや達成感、幸福感は次第に薄れ、ただ、やめられなくなってダラダラ続けてしまうという状態になります。

インターネット・ゲーム依存症だけを解決しようとしても根本的な問題に手を付けなければうまくいきません。

目に見えているインターネット・ゲーム依存という枝葉の部分だけでなく、問題の本性である目に見えない根っこの部分も含めて考えていかなければならないのです。