回避性愛着障害 何に対しても冷めている

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回避性愛着障害の人は、何事に対してもどこか冷めているところがあります。本気になって取り組めることがないのです。

逆にいうと、強い感情を抑えるのが割と得意で、それに振り回されることがほとんどありません。

冷静、ドライ、反応が薄いといった印象を与えることが多いです。そのようにして、傷つくことから自分自身を守る防衛本能が働いているのかもしれません。

愛する人との別れ

人の感情が強く現れる場面の一つは愛する人との別れです。引っ越しや失恋などによる別れもありますが、特に死別は残された人に強い感情を引き起こします。

では、回避型愛着スタイルの持ち主は愛する人との死別に際し、どのような反応を示すのでしょうか。

そのような場面に直面した回避型スタイルの人の脳をMRI検査してみると、感情をつかさどる脳の反応が通常よりも抑えられていることが観察されました。

強い感情を呼び起こす愛する人との死別に際しても感情表現があまり見られない傾向があるということです。

ほかに、次のような実験も行われました。愛するパートナーと死別した人をインタビューし、それを様々な愛着スタイルの人に聞いてもらい、どれくらいを内容を記憶しているか実験されました。

その結果、比較してみると、回避型の人はインタビュー開始直後からあまり記憶していないことが判明しました。

これは、聞いた事柄を早く忘れるというより、最初から頭にできるだけ入ってこないようシャットアウトしていると思われます。このような場面においても、どちらかと言うと冷めている傾向があります。

感情理解が鈍い

人間は目から多くの情報を得ます。一枚の写真を見ても、そこに写っている人を見て、どのような状態・感情かわかります。

ですから、とても悲しい写真だったりすると涙を流すこともありますし、弱い者いじめの写真を見て腹をたてることもあります。

そのような強い感情がかきたてられるような写真を一瞬だけ見せ、それがどのような場面の写真か理解できるまで、見せる時間を次第に長くしていくという実験が行われました。

回避型愛着スタイルの人が写真を見た時、それがどのような写真なのか理解できるまでに長い時間がかかりました。

この傾向は、強い感情を呼び起こすような写真の場合にだけ認められ、そうではないただの風景の写真などでは認められませんでした。

このことは、回避型スタイルを持つ人が感情の認知において通常より鈍いことを示しています。

他の実験では、回避型の人が他人の表情の読み取りを苦手とし、不正確に読み取る場合もあるという結果も出ています。