反社会性パーソナリティ障害 特徴や原因

人の一生

どのような一生を送るか

反社会性パーソナリティ障害とはどのようなものでしょうか。ここではおおまかな特徴や原因などを取り上げています。

反社会性パーソナリティ障害は男性に多く、全男性の3%、全女性の1%とする報告もあります。

特徴

反社会性パーソナリティの人にとって、人生とは自らの心に受けた傷から生じる終わることのない復讐の連続であり、強い傷つき体験による劣等感や人間不信がその根底にあります。

反社会的

反社会性パーソナリティの特徴は、自分のために他の人をだましたり、傷つけたり、裏切ったり、法に触れるような犯罪行為を良心の呵責など感じずに平気で行ないます。

ひどい場合、それがたとえ自分の家族、自分の子供であっても踏みにじってしまうほど常軌を逸したものです。

復讐や劣等感からの逃避のため、力や悪を誇示することにより優越感に浸ります。特に力に対する信仰が強く、「強い自分」が大好きです。

価値観や常識が通用しない

人間社会は基本的に暗黙の了解があって、人としてしてはならないことがあります。殺人、盗みなどが代表例で、その領域を侵せば罪人として刑に服することになります。法に触れない軽度のものも多種存在しますが、彼らにはそのような社会的規範は通用しません。

ですから何か問題が生じてもそのような動機に訴えて話し合いを持つことなどできないのです。人として最低限守るべき倫理観が育っておらず、身についていません。

代表的な特徴

代表的な特徴を以下に簡単にあげておきます。

・繰り返し嘘をつき、人を利用する

・自分の欲や快楽のために人をだます

・良心の呵責なく、暴力や盗みを行なう

・短気で気が荒い

・犯罪行為をしたり、繰り返し逮捕されたりする

・危険の認知が弱い

・計画性がなく、場当たり的な生活

・法律や規範を守らない

考えられる原因

反社会性パーソナリティが形作られる過程にはどのような要因があるのでしょうか。

母親

女性に貢がせ、女性をお金や性のために利用するだけの対象と軽視するような扱いをする人の場合、その人の歴史を紐解くと、特に母親との間に忘れることのできないような悪い体験があります。強い女性不信を抱いている可能性もあります。

そのような根本的なところで傷つけられているため、女性を尊重し、大切に扱うことができません。過去に自分を傷つけた女性というもの、他人というもの、社会というものに対して復讐するのは当然だと考え、行動を正当化します。

父親

また、父親との関係についてはどうでしょうか。

父親からの愛情・承認を求める気持ちが叶わない場合、父親への失望と反抗という形で表われ、本人の葛藤を招くことがあります。

思春期で決着をみればよいのですが、生涯ひきずってしまうと反社会性パーソナリティのような重い症状となって影響を与え続けてしまいます。

虐待やいじめなど

虐待やいじめ、問題児扱いされ、圧迫され続けた子供時代を送った場合なども、本人のうちに抑えられ続けてきた人間不信の歴史が築かれています。

弱い立場だった子供時代には、強い立場の親や教師、いじめっ子などに対し、抵抗できなかったかもしれません。しかし、心の中に激しい怒りを宿しています。

やがて恨みを抱えたまま大人になり、そのやり場のない怒りが社会へ放出され、本人を生涯に渡る復讐の道へ駆り立てることになります。