うつ病性仮性認知症 放置すれば本物の認知症へ

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うつ病性仮性認知症は認知症の仮面をつけたうつ病です。ですから、治療は精神科や心療内科で行います。見分け方の目安として、認知症の薬が効かないこと、物忘れと共に身体症状や集中力や注意力の低下、気分の落ち込みや不安症状などが見られることです。

気付かずに放置してしまう

うつ病性仮性認知症は早期発見・早期治療によって劇的に改善する見込みのある病気です。家族や周囲の人がいち早くこの「認知症の仮面をかぶったうつ病」の正体に気づくことがポイントになってきます。

医師から認知症と診断されたから、「処方された薬を飲み続けていればとりあえずは大丈夫だろう」と油断してしまうことがあります。しかし、認知症の薬ではこのうつ病性仮性認知症は治りません。

発症してるうつ病性仮性認知症を気づかずに放置していると、それは「仮性認知症」ではなくなり、やがて本物の認知症になってしまいます。そうなると、残念ながら治療困難になります。あとはただ、病気の進行をできるだけ遅らせることしかできなくなります。

脳の前頭葉の血流量をアップする

うつ病性仮性認知症は脳の前頭葉の血流量が低下することが原因ですから、普段からこの部分の血流量を増やすことができれば予防や改善に役立ちます。そのために何かできることがあるでしょうか。

人間の造りとして、目や耳から入ってきた情報は最終的に前頭葉に集められて処理され、ここで思考や行動としてアウトプットされます。ですから、前頭葉はいわば脳の指令塔のようなものです。ここを鍛えれば、それに伴ってほかの脳の部位もおのずと鍛えられていきます。

前頭葉の血流をアップさせるには、運動(散歩などで十分)をしたり、よく噛んで食べたり、手や指を使ったりするのがおすすめです。知的な刺激を与えるという意味で本を読んだり俳句や川柳なども良いでしょう。

料理も見逃せません。料理は献立を考えたり、買い物に行って金額を計算したり、複数のおかずを同時進行で調理したりと、前頭葉を刺激させるにはもってこいです。