強迫性障害の症状

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わかっていても制御が困難

強迫性障害は、ある思考や衝動やイメージなどが繰り返し頭に浮かんでくる「強迫観念」と、ある行為を繰り返し行なってしまう「強迫行為」に分けられます。

強迫観念は、楽しい事柄が繰り返し浮かんでくればよいのですが、そうではなく、マイナスの考え方が繰り返し浮かんできます。

それは、不吉なこと、失敗すること、汚染、性的な行為、暴力的な行為、病気などで、これらが打ち消しても打ち消しても浮かんできます。幻覚・幻聴が伴うような妄想とは違います。

強迫行為は、確認する、数を数える、祈る、順番に並べる、声に出さずに言葉を繰り返すなどです。これも何回、何十回と繰り返されます。

強迫観念と強迫行為はセットになっていることもしばしばで、たとえば、汚染恐怖から、繰り返し手を洗うことや、外出の際に火の後始末をきちんとしたか、ドアに鍵はかけたか不安で、何度も確認をするといった具合です。

ひどくなると、汚染恐怖のために自分の部屋から出られなくなったり、浴槽に入ったりするのを不潔に思えて、入浴できなくなったりします。

おかしな考えを抱く人や妙な行動癖がある人はいますが、それが苦痛になること、日常生活や仕事に差し支えなければ治療の対象にはなりません。

家族や周りの人が強迫行為を無理にやめさせようとしても逆効果です。強迫性障害は慢性の経過をたどりやすく、ストレスがあると悪化する傾向があります。

現在では、医師の治療により段階的に治すことが可能になっています。ですから放っておかず、できるだけ早めに精神科や心療内科に相談するほうがよいのです。

よほど重症でなければ、徐々に改善して日常生活や仕事ができるようになります。