愛着障害「攻撃性」

passive

愛着障害の人は幼少の頃に十分な安心感を未経験なせいか、ちょっとしたことでもネガティブになりやすい傾向があります。

そのネガティブな反応、人によっては攻撃という形をとります。その攻撃は大きく2種類にわかれるようです。

目に見える攻撃

その一つは、はっきりと目に見える攻撃です。自分に加わったストレスを自分自身に対する攻撃とみなし、反撃というかたちで現れます。

他人や動物、物といった自分以外の誰か・何かを攻撃するかもしれません。攻撃はひどい言葉や身体的な暴力、虐待、破壊という形をとります。

自分自身に怒りの矛先が向けられて自分を傷つける行為に走ることもあります。自分自身への攻撃は、リストカットなどの自傷行為だったり、過食症などの摂食障害だったりします。

この他者への攻撃と自分自身への攻撃が両方存在する場合もあります。

怒りの対象が間違っている

安定型の愛着スタイルを持っている人の場合も怒りを表すことがありますが、その怒りは建設的な目的に向けられています。相手に対する憎しみなどではなく、問題そのものに向けられた怒りです。

ですから、怒りそのものが人間関係を破壊してしまうことはありません。健全な怒りは問題解決の助けになったり、結果として人間関係を強化したりします。

ところが、不安定型の愛着スタイルを持つ人の怒りは少し違うようです。彼らの怒りはどこに向けられるのでしょうか。

その怒りは、問題そのものではなく、相手を精神的・身体的に痛めつけることに向けられます。結果として、相手との人間関係が破壊されてしまいます。

その怒りの矛先が問題に向けられるのではなく、人に向けられるという点で怒りの対象が間違っているのです。間違った怒りは大切なものを失いかねません。

安心感が攻撃される

もう一つのタイプは、ストレスが「自分自身の安心感」を攻撃するもので、はっきりと目に見えるわけではありません。自分でも知らないうちに安心感が攻撃されるので、憂うつになったり、不安を感じたりします。

感情を外へ発散させずに溜め込んでしまう結果として、自分自身の内面にそのようなかたちで現れます。あまり感情表現せず、辛抱強い性格の人に多いかもしれません。