回避性パーソナリティ障害 向いている仕事

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ルーチンワークが向いている

回避性パーソナリティ障害を持つ人にとって、向いている仕事とはどのようなものでしょうか。その障害の特性を考慮するとき、当てはまる幾つかの要素があります。

それは、毎日決まった場所で、毎日決まったルーチンワークを行うことが基本になっているものが適しているという点です。

苦手な点として、強すぎる刺激の多いもの、感情的なやり取りが関わるもの、競争やノルマの多いものなどはあまり向いていません。具体的にどの分野の職種が向いているのでしょうか。

資格職業

資格を取得するまでの道のりは大変ですが、専門資格職の中で言うと、文書作成や手続きが中心の司法書士、行政書士、土地家屋調査士、社会保険労務士などが向いています。

逆に様々な感情がぶつかり、心理戦の多い弁護士や顧客との交渉力が必要とされる税理士、宅地建設取引士は向いていません。

医師は就く分野によってストレスがかなり違ってきますが、人の生死にあまりかかわらないような皮膚科や眼科といった領域が向いています。

理学療法士はマイペースで進められることや、臨床検査技師、言語聴覚士なども臨機応変にすばやくというより、決まった手順をしっかりこなすことが求められるために適職と言えます。

公務員

公務員が回避性パーソナリティと相性が良いと言える点は、売り上げや人気といったことにほとんど気を取られなくて済むことです。特にお金儲けや競争といった要素を苦手とする人には向いています。

ただ、近年は人員削減や効率化が進み、のんびり働けるというよりは、業務に振り回される忙しさが特徴となっている面もあります。

公務員といってもその職種は専門系、技術系、公安系、行政系、福祉系、心理系と多岐にわたります。異動がなく、同じ環境でじっくりと取り組めるような分野が向いています。

事務職

事務職も経理、総務、法務、物理管理、施設管理と、働く分野は多くあります。電話対応や接客を行う受付のような事務は、愛想の良さなどの対人要素が求められ、緊張もあるために向いていないかもしれません。

デスクワークやパソコン作業といった事務処理に多くの時間とエネルギーを費やし、毎月同じ業務が繰り返される経理事務、施設管理などの仕事が向いています。ただ、事務職として働く以上は幾らかの電話対応や接客は覚悟しておかなければなりません。

技術職

どの職種につくにしても言えることですが、まずは興味がなければなりません。初めから関心のない職種についたとしても、なかなか長続きしないからです。技術職は、対人というより対物の職業です。

技術職は黙々と目の前の仕事に打ち込めます。働く人の持つ技術に対して給料が支払われるため、いかに安定した技術を提供できるかが重要なのです。口達者や社交的かどうかなどは、この分野では二の次です。

いかにして使える技術を身につけるかがポイントになりますが、この点は学校では知る機会は少ないでしょう。自分で情報収集し、需要と興味のある分野に時間と資力を投資してゆきたいところです。

作業員

決まった時間、決まった場所でいつも同じ手順を踏んで取り組むような作業員も向いている分野といえます。

経験したことのある人ならわかるかもしれませんが、こうした職場では長年働いている主のような人がいたり、現場の長のようなおばさんがいたりするものです。そのような人のために少々やりづらいところがあるのも事実ですが、基本的に悪い人ではないことが多いものです。

このような現場ではできるだけ礼儀正しく、きちんとあいさつし、可能な範囲で愛想よくして、淡々と決められている仕事を行うことが長続きの秘訣です。

自由業

回避性の人にとっての理想は「働かないで生きてゆけること」です。しかし、それはなかなか難しいため、自分のペースで気ままに仕事ができることが仕事に対する現実の理想と言えるでしょう。

作家や個人事業主になれば、通勤、会議、上司、決まった拘束時間、煩わしい人間関係などから解放され、休みを取るためにいろいろと気を使う必要もないため、その自由さはとても魅力的です。

自由業で身を立ててゆくためには、多くの場合、特別な専門技能を独り立ちできるレベルまで身につけ、取引先も確保してゆく道を通らなければなりません。責任がすべて自分に降り掛かってくることが回避性の人には不向きですが、それでも憧れの職種です。