生きがい度チェック

生きがい

私たちは自分自身の生活にどれほどの生きがいを感じているでしょうか。精神医学の世界には人がどれほどの生きがいを感じているかチェックできるような検査が存在します。その中でも今回は「PILテスト」をご紹介します。

PIL(Purpose-In-Life)は、オーストリアの精神科医、心理学者ヴィクトール・エミール・フランクルの理論に基いて考案されたもので、3つの部分からなっています。今回はそのうちの一部を抜粋してします。

PILテスト

人の生きがい度を知る助けとなるPILテストのこの部分は、質問に対する自分自身の感じ方を7段階で答える形となっています。

では、以下の10の質問に対する自分自身の感じ方を考えてみてください。

PILテスト(一部)
状態点数
私はふだん…退屈しきっている
どちらでもない
非常に元気いっぱいで張り切っている
私にとって生きることは…まったくつまらない
どちらでもない
いつも面白くてわくわくする
生きていくうえで私には…何の目標も計画もない
どちらでもない
非常にはっきりとした目標や計画がある
私という人間は…目的のないまったく無意味な存在だ
どちらでもない
目的を持った非常に意味のある存在だ
毎日が…まったく変わりばえがしない
どちらでもない
いつも新鮮で変化に富み、わくわくする
もしできることなら…生まれてこなかったほうがよかった
どちらでもない
この生き方を何度でも繰り返したい
老後、私は…毎日を何となく繰り返すだろう
どちらでもない
前からやりたいと思っていたことをしたい
私は人生の目標の実現に向かって…まったく何もやっていない
どちらでもない
着々と進んできている
私の人生には…虚しさと絶望しかない
どちらでもない
わくわくするようなことがいっぱいある
もし今日死ぬとしたら、私の人生は…まったく価値のないものだったと思う
どちらでもない
非常に価値ある人生だったと思う
採点方法
各質問の合計得点(70点満点)合計点数が55点以上高い生きがい
合計点数が40点以上~55点未満中程度の生きがい
合計点数が40未満低い生きがい

いかがでしたか。この検査の元となっているフランクル自身は第二次世界大戦中、ドイツの強制収容所に送られ、財産も家族も持ち物もすべて失い、壮絶な体験をした人物です。

人間がすべてを奪われた極限状態の中、多くの人が絶望し、あきらめていったのに対し、彼は「生きる」ことの意義に繰り返し向き合い、最後まで辛抱強く生き抜くことができました。

自分自身の人生に意義や生きがいが見いだせるかどうかが大きな分かれ道になりました。

混沌とした今日の私たちの環境もそれぞれが生きがいを見出しにくい状態になっています。繰り返し押し寄せるストレスや心の病に対処する上で、自らの意義が大いに助けになります。時々立ち止まって、こうしたことを考えてみるのは助けになります。