うつ病対策 少しの楽しみの時間を持つ

少しの楽しみの時間をもつ

うつ病になりやすい人は、生真面目で、徹底的、強い責任感や義務感、誠実、完全主義などの傾向を持っている人が多いといわれています。

そのような人がうつ病になると、それまで以上に生真面目、几帳面になります。ですから、ゆっくりと落ち着いて心ゆくまで休養するといったことができにくい状態になっています。

彼らにとってみれば、何もしないでいるのはよくないことで、自分がダメ人間になったような気がします。他人に迷惑をかけてはいけないという気持ちもあり、つらくても無理をしがちになります。

とはいえ、うつ病が発病したこと自体、その人の気持ちに関係なく、心と身体を休めるようにという警戒信号です。無視して今まで通りに動き続けたところで、状態は悪化の一途をたどります。

ですから、調子がよくないことに気付いたなら、心や身体から発せられるその警戒信号を認めることが必要です。そのとき認めなければ、ゆくゆくは強制的に認めさせられる時が来ます。

働いている人は短期もしくは長期でも休職することを視野に入れて検討できるかもしれません。しばらく休養して、態勢を立て直してから出直すほうが長期的に見てプラスになるかもしれないのです。

休養しているとき

休養しているときは、風邪のときのように寝てばかりいるのがよいのでしょうか。休息には寝ることが不可欠ですが、少し疲れが取れ、動けそうなら、無理のない範囲で、興味のあることや以前に楽しんでやっていたことにチャレンジしてみることもできます。

会社や家事や学校を病気の対策のために休んでいる場合に、楽しみ事を行なうことに罪悪感を感じる場合があるかもしれません。

しかし、うつ病の人にとっては、興味の持てることをしたり、楽しい時間を作り出すことがひとつの治療法です。ですから、内側から湧き上がってくる罪悪感に耳を傾けず、自分を怠け者だと責めないようにしましょう。

そうした時間を作り出すために、普段から計画表や日記を使ってみることが助けになるかもしれません。そこに楽しかったことややってみたいこと、役立つことを書き留めておけるからです。

気持ちが沈んでいるときは、つらいことしか思い浮かばないことがほとんどです。ですから、普段から楽しかったことや興味のある事柄の記録をとっておき、そうした行動をできる時に少しずつ増やしていくようにすることがうつ病の治療段階のどこかで役立ちます。

注意したいのは、テレビやドラマが好きだからといって、悲しい話を見たりすると、気持ちが増強されて、こちらまで落ち込んだ気持ちになるので、うつ病のときはマイナス感情を煽り立てるものは避けるようにしましょう。