回避性愛着障害 働かないで生きるのが理想

働かないで生きるのが理想

回避性愛着障害の人にとって、働かずに生きてゆけることは理想です。

回避性の人は、責任に縛られるのを嫌い、人との関わりで傷付くことを恐れているので、外で人と関わりながら働くより、家の中でずっと好きなことをしていたほうが気が楽で和むのです。

もちろん、生活してゆくためにはお金が必要で、家の中でずっと好きなことをして…などとも言っていられないので現実問題として働きます。しかし、心の中では、ストレスのたまる嫌や仕事を放り出して、もっと自由で束縛のない暮らしがしたいと夢見る気持ちが強くあります。

作家

回避性の人に人気の高い仕事に作家業があります。

作家になれると、社会に出て、上司やお客さんにペコペコと頭を下げる必要もなく、自分の空想の世界に思い描くことで作品ができ、原稿料や印税を得ることができます。人気作家にもなると高収入が得られ、基本的に束縛されることなく自由なスタイルで働くことができます。

「働かないで生活できる」…作家業につきもののそのようなイメージがこの職業への回避性愛着障害の人からの憧れとなっています。

しかし、作家業もよほど人気が出て、名前が売れない限り、掛け持ちをしないと生活できる水準には達しません。人気が出たら出たで、いつも締め切りに追われる日々です。連載をもたず、自分のペースで仕事ができ、かつ、生活もできるという意味では作家もなかなかハードルが高くなっています。

ネットで生活

インターネットが行き届いた現在の日本では、ネットを介した職業、たとえば、ネットショップや、株取引、SOHOなどの在宅ワークなどの形もあります。これならば、直接他人と対面した対人関係のリスクをほとんど負うことなく、仕事をすることができます。やりとりもメールなどのテキストで行うことができ、回避性の人には人気があります。

ただ、そのようなネットショップや株取引、在宅ワークも向き不向きがあります。能力的なものもあります。向いていれば、開花して生活してゆけるレベルで生きて行けますが、現実問題として、チャレンジする人の中で、成功する人はごくわずかです。

しかし、向いているかどうか、能力があるかどうか、試してみないとわかりません。人と会って、ストレスがたまるというリスクを避けながら生活できるという点では試してみる価値があるかもしれません。

いずれにしても、食べ物を買い、電気やガスや水道などの光熱費を払い、税金を払い、と考えてゆく時に、どうしても生活にはお金がかかります。

働かずに暮らしていける隠遁生活に憧れを抱く回避性愛着障害の人にとって、その願いをかなえるのは親から莫大な財産を相続でもしていない限り、難しそうです。