境界性パーソナリティ障害 自分を傷つける行為

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境界性パーソナリティ障害では、自傷行為や自殺の企てはかなり良く見られる行為です。1、2回で終わることは少なく、ほとんどが繰り返し行われます。

自分を傷つける行為は大きく2種類に分けられます。それは、「生きるため」と「死ぬ」ためです。本人がどちらの動機で自傷行為を行っているのか、見極めるのは簡単なことではありません。

どのように気持ちは変化してゆくのか

大抵の場合、取るに足りないささいな事がきっかけとなります。

たとえば…

・相手が電話に出なかった。

・ペットが死んでしまった

・母親とのいざこざ

・恋人の反応が期待はずれだった

このような事柄がきっかけとなって、本人にとって「大切な存在」が失われるのではないか、自分は見捨てられるのではないかという 大きな不安に襲われるわけです。

気持ちを落ち着かせる役割

このような過程で行われる自傷行為は、死ぬ目的で行われるのでない限り、大きく動揺してしまった気持ちを落ち着かせる役割を果たします。

周囲の人は、本人の心の内側が分かりませんから、 受け止め方がほんとうに難しいところです。

深刻に受け止めすぎてかえって本人を追い詰めてしまうこともありますし、「いつものことだ」とのんきに構えていて、重大な結果を招くこともあります。