うつ状態チェック

sdscheck

ここでは、アメリカの精神科医ツングが制作し、うつ病のチェックリストとして使われている「うつ病自己評価尺度」(Self-rating Depression Scale、通称SDS)を取り上げています。現在も精神医療の現場で人のうつ状態をチェックするために用いられているもので、自分自身がどのような状態か、客観的に見るのに役立ちます。

うつ状態チェック

うつ病自己評価尺度
自問する内容めったにないときどきしばしばいつも
1気分が沈んで憂うつ1点2点3点4点
2一日のうち、朝が一番気分がいい4点3点2点1点
3涙が出たり、悲しくなることがある1点2点3点4点
4夜がよく眠れない1点2点3点4点
5食欲は普通にある4点3点2点1点
6異性に対する関心や性欲は普通にある4点3点2点1点
7最近やせてきた1点2点3点4点
8便秘気味1点2点3点4点
9動悸がすることが増えた1点2点3点4点
10何となく疲れやすい1点2点3点4点
11気持ちはいつもすっきりしている4点3点2点1点
12いつもと変わりなく仕事はできている4点3点2点1点
13気持ちが焦り、じっとしていられない1点2点3点4点
14将来に希望や楽しみがある4点3点2点1点
15イライラすることが多い1点2点3点4点
16迷わず物事を決めることができる4点3点2点1点
17自分は有用で有能な人間だと思う4点3点2点1点
18生活は充実している4点3点2点1点
19死んだ方が迷惑がかからないと思う1点2点3点4点
20今の生活に満足している4点3点2点1点

判定
チェックしたら、自分が選択した点数を合計してください。各回答の合計得点があなたのうつ状態を示すスコアとなります。
<20~39点> → 抑うつ傾向なし
<40~49点>  → 軽度の抑うつ傾向あり
<50~80点> → 中等度もしくはそれ以上の抑うつ傾向あり

対策は早いほど有効

このようなチェックに引っかかったなら、どのように対処するのが望ましいのでしょうか。

残念なことに世間では、まだまだうつ状態をただの「逃げ」だとする批判的な見方がはびこっています。しかし、我が身を守るという意味では、早い段階で弱音を吐いたほうがいいのです。たとえ「逃げ」と罵られようと、「弱い」と見下されようとそういえます。

うつ状態のサインに気づいた段階で医師のところへ行って助けを求め、学校や会社や家事を休ませてもらうことが後々の回復に大きな違いを生みます。

小さな我慢を重ねてしまうと、より回復が困難な本当のうつ病へ発展してしまいます。一度そのようになってしまうと、回復までに早くても数ヶ月、ほとんどの場合、数年単位を要します。しかし、その手前の段階ならば、1ヶ月以内に良くなることが多いです。

うつに陥りやすい人の特徴として、弱音が吐けないこと、限界だと感じていても、なかなか人に相談できないといった点があります。そのような人ほど、周囲の人にではなく、専門家に助けを求めることが役立ちます。

きちんとした診断書や医師のアドバイスがあれば、自分の気持ちや周囲の人の意見に泳がされてより重症化することを避けられます。自分がどれほど追い詰められているのかを知ってもらうことできるでしょう。

少しの勇気と早め早めの行動で現在と未来の自分自身を守ってゆきましょう。